大型グレ狙い!のはずが…

2015年2月15日、私は再び三ツ瀬に釣行した。今回は、後輩の藤本君と2人での釣行だった。この日は、日曜日ということもあって多くの釣り人がいたが、私たちは、キリ瀬へと上礁することができた。


〈上礁した三ツ瀬のキリ瀬〉

 

早速、前回と同様の仕掛けを用意して釣り始めるが、ツケエをまったく触ることなく、冷たくなって原型のまま戻ってくる。沖の沈みまでの遠近やタナを3ヒロから竿2本以上と変えながら探っても午前中は当たりを捉えることはできなかった。

午後、上げ潮が、高島方向へと流れだしたので、仕掛けを投入するが、午前中と変わらず、ツケエが盗られない。ここで、グレを諦めて、仕掛けを匠グレのG2を使った全誘導仕掛けに変更し、イサキを狙ってみることにした。「匠グレ」は、パイプの入口径がφ3.0mmで出口径がφ2.1mmとなっているため糸通しが良く、軽い仕掛けを深いタナまで入れ込んでいくのに適しているウキである。

 マキエを流れのなかで帯状になるようにバラけるように撒いてから、仕掛けを投入し、潮の流れに合わせて仕掛けを送りこんでいくと竿3本ほど入ったところで、パラパラと出ていた道糸が一気に走り出した。合わせを入れ取り込んだのは、狙いどおり40cmオーバーのイサキだった。その後に同サイズを1匹追加したところで藤本君にアドバイスをして釣り座を譲ると、同型のイサキを仕留めていた。

  
〈筆者が仕留めたイサキ〉                              〈藤本君が仕留めたイサキ〉

残念ながら狙いの大型のグレは釣れないまま納竿の時間となってしまった。


〈釣果

<渡船の問い合わせ先>
渡船:光隆丸(浜口船長)
TEL:095-893-0996
料金:4,000円

<エサ&釣況の問い合わせ先>
フィッシングショップ オガワ
TEL:095-878-1301

 

野母崎三ツ瀬キリ瀬

 

ながさき 島ステーション 長崎大漁旗!長崎編特別寄稿 奥野賢志

野母崎沖三ツ瀬にてクチブトグレ。

今シーズンは週末に限ってシケが多く、また所用があるときに限って凪になるという悪循環が続いていた。2月に入って、天気予報で釣行の機会をうかがっていると2015年2月6日に釣行できそうなので、この時期に2kgオーバーの口太グレが狙える長崎市野母崎沖の三ツ瀬に釣行することにした。

当日、フィッシングショップオガワでエサを購入し、長崎市野母港から光隆丸に乗り込み、コブ瀬に上礁した。

上礁したコブ瀬

 

仕掛け(道糸にサンラインのマスラード1.8号、ハリスにVハードの2号を2ヒロとし、道糸とハリスは直結。ウキはガルツの暁のG2とGPSのSサイズG2を使用した半誘導仕掛け。ハリには、オーナーの速手グレの5号。)を用意してから、高三ツ瀬を向いた船着けに釣り座を構える。

上げ潮がコブ瀬から「まんじゅう瀬」方向へと流れて、途中から左へと流れている。足元のサラシにマキエを入れてから、3ヒロのタナの仕掛けも足元へと投入する。しばらく繰り返しても同様なので、タナを深くしていくがツケエがまったく盗られない。

しばらくすると、左から右流れへと変化した。すると早速当たりがあり、37cmほどのクチブトを釣ることができた。続けて30~35cm数枚仕留めることができたが、サイズダウンしたので、次は、沈み瀬の手前で張り気味にして先ほどよりも少し浅いタナを意識して流していくと、40cm、1.2kgのクチブトを釣ることができた。

満潮の10時前になると釣り座が波で洗われるようになったので、しばらく休憩していると、11時をすぎに竿出しが可能となったので、釣り座に戻る。潮は変わらず左から右へと流れている。

先ほどまでと同様のパターンでタナを深くしながら探っていくと、40cmクラスクチブト、続けて30~35cm数枚仕留めたところで、下げ潮の勢いが増してきたので、仕掛けを変更することにした。ウキを暁のG2から2Bに、GPSもG2から2Bへと変更し、ハリスを1.75号にサイズダウンし、ハリ上50cmにガン玉のG7を取り付けた。

仕掛けの投入を繰り返すと、ウキを少しだけ抑える当たりがあったので、合わせを入れると足元へと一気に突っ込んでくるので竿の弾力でためて少しずつ浮かせにかかるが、鋭く突っ込んでくるので、それをロッドワークで交わし、取り込むことができたのは、40cm、1.2kgの丸々としたオナガだった。

その後は釣り座を変更して30cmから最大で37cmのクチブトを数枚仕留めたところで、回収の15時を迎えたので納竿した。

この日の釣果は、40cmクラスを3枚と30cm~37cm10枚以上釣ることができた。35cm以上の8枚のみをキープし、残りはリリースし、回収の船に乗り込んだ。

  

本日の釣果

<渡船の問い合わせ先>
渡船:光隆丸(浜口船長) TEL:095-893-0996
料金:4,000円

<エサ&釣況の問い合わせ先>
フィッシングショップ オガワ TEL:095-878-1301

長崎編特別寄稿 奥野賢志

 

気兼ねなく行ける! 市街地近郊のスポット

今回の釣りは、知る人ぞ知る的な場所かも。西彼杵郡時津町にある子々川(ししがわ)漁港にお邪魔してみましたよ。

 

 

 

 

 

 

 

まずは、子々川への道案内。長崎市街地から、国道206号線を時津町→琴海町方向に行くと、子々川の交差点があるので、そこから右折します。港まで車ですぐですが、道幅が少々狭いのでご注意あれ。この長崎大学臨海研修所の看板が目印。

 

 

 

 

 

 

 

到着~。穏やかな海です。そうか、ココは大村湾の内海になるから波も少なく、静かなのね。海面がまるで鏡のよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白っぽいエビス様がいらっしゃいました。むむ、すでに大漁の予感!?と同時に、魚に合う同名の琥珀色した飲み物を思い浮かべてしまった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

内海と聞くだけで、プランクトンがいっぱいいそうなイメージ。海の生物にちっとも詳しくナイのでわかりませんが……。岩にへばりついているコレ、何だろ? なんだか、フジツボを思い出しちゃった。長崎で食べるとか聞いたことないですが、どこかの県で、フジツボを塩ゆでか何かで食べていたなぁ。美味しいのかしら。誰か、フジツボの味を知る方、ご一報を。

 

船もたくさん停泊してました。船を見ると、鳥◯一郎とかサブちゃんとか歌いたくなるのは、きっと私だけではナイと思う!

 

子々川漁港の向かいに見える島は「前島」と呼ばれています。あ、民家がある! 橋は見当たらないので、島にお住まいの方は、船で行き来しているんでしょうね。憧れるわ~。

 

さっそく、釣りを楽しんでいる推定年令50代のおじさんに、釣りのお話を聞いてみました。実は、朝早くに畝刈の方へ釣りに行ったそうです。が、人がわりと多かったので、こっちはどうかな~と思ってやってきたとのことでした。あえて集中できる1人を選んだというのに、うるさいおばさん(私)に捕まってしまい、心中複雑だったに違いない。

 

 

 

 

 

 

 

「何か釣れればいいかな、ぐらいで来た。チヌとかメイタとか釣れればよかとけど」とのこと。今までいろんな釣り人に聞いたけど、身軽な人ほど、釣り歴が長く、そして海の状況をよく知っているような気がします。まぁ、TPOもあるでしょうが。おじさんは、撒き餌で小魚をおびき寄せ、10メートルぐらい先に、釣り糸を投げ入れ、大きな魚を狙う戦法でした。「もう小魚がきているよ」といわれたけど、どこどこ!? おじさん、視力もいいんだな。

 

 

 

 

 

 

 

撒き餌は、いつも2種類以上を混ぜあわせるそう。あ、パン粉発見❤ エサとなるオキアミの商品名が「生イキくん」というのに、個人的にウケました。心なしか釣具系の商品には、ダジャレのネーミングが多いような気がします。

 

 

 

 

 

 

 

漁港から見える、この建物が長崎大学臨海研修所です。学生さんの合宿所でもあるそう。合宿――青春の匂いがする。マリンスポーツも満喫できて、盛り上がりそうですね。そんな学生さんたちの青春を謳歌する姿を勝手に妄想しながら、子々川漁港を後にしました。

 

西彼杵郡時津町 子々川漁港

アクセス 長崎市街地から車で約30分

 

野母崎沖の三ツ瀬にてヒラスズキ、口太グレ、チヌの三目釣。

2015年1月24日に長崎市野母崎沖の三ツ瀬に釣行した。今回は、高三ツ瀬の龍神というポイントに上礁した。

 上礁した高三ツ瀬の龍神

早速、用意したマキエ(オキアミ生3角とオキアミボイル1角、パン粉3kg)の半分を混ぜて仕掛けを準備する。今回の仕掛けは、ウキに巧派グレSサイズの0号にGPSのG6を使用し、道糸は、サンラインのマスラードの2号、ハリスは、朝マヅメに備えてVハードの2号とした。

龍神のワンド向きに釣り座を構えて、足元のサラシにマキエを入れてから仕掛けも足元に投入する。龍神では基本的に足元から沈み瀬までを狙うのがパターンとなる。これを繰り返しているとヒラスズキがヒットしてきた。

 

 筆者が仕留めたヒラスズキ

 

その後は、なかなかツケエをとられかったが、9時に40cm級の口太グレを仕留めることができた。しかしながら後が続かず、納竿前に47cmのチヌ(クロダイ)を仕留めて納竿となった。

 

 当日の釣果

 

長崎編特別寄稿 奥野賢志

自然環境を読むことが釣り上達への第一歩

ココは長崎市小江小浦。弁天白浜のところといった方がわかりやすいかも。今回の釣りはこちらにお邪魔してみました。

 

 

 

 

 

 

 

小江小浦のバス停から海側に入ると、ショベルカーのある風景が見えてきました。その後方に見えるのは、2、3人の釣り人。さっそくお話を聞いてみることに。

 

 

 

 

 

 

 

岸壁まで行くには、工事中のところを迂回します。歩行者用の通路が確保されているので、ちゃんと岸壁までたどり着けますよ。それにしても、写真の巨大コンクリートの塊が、個人的にすごく気になりました。コレ、何だろ。見た目が大きな釜に見えて、豚汁作ると何人前できるのだろうと、釣りとはまったく関係のない妄想をしてしまいました。大釜に見えませんか?

 

 

 

 

 

 

 

なるほど。これらのモノは獲っちゃダメ。後で近くの直売所で聞いたのですが、今年のウニ漁は、もう解禁したとか。長崎でウニといえば、このwebでもおなじみの壱岐が有名ですが、長崎市街地から車でわずか約20分のところで獲れるなんて。恥ずかしながら私、知りませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝早くからすでに10人ぐらいの釣り客を見ました。かたっぱしから、プチインタビュー! トップバッターはアラフォー(と見た)男子から。イカ狙いとのこと。エギングですな。すでに1杯ゲット、お見事!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

団塊世代(と見た)のおじさん。クロを釣りに、久しぶりに来たそう。おじさんによると「以前にも何回か来たけど、今日は人が少ない方だよ」。

 

 

 

 

 

 

 

同じく団塊世代っぽいおじさん。「アジを狙ってて、これだけ釣れたよ」とクーラーボックスを見せていただきました。オー、すごい。しかもなかなか大きい。おじさんは、若い頃から釣りをやっているそうで、釣りのこと、海のことに詳しかった。「人間と同じように魚も朝ご飯を食べる。その時が釣りのチャンスだから、みんな朝早く釣りに来るんだよ」と教えてくれました。基本中の基本なんでしょうが、釣り知識ゼロの私にとっては恐ろしいことに「なんで釣り人は朝が早い」と思っていましたが、ここで長年の疑問が解決できました。当たり前のことが、わかってなかったような。「自然環境も見ておかないと。太陽が上がる前で、潮が満ちていないときがいい」とも。

 

 

 

 

 

 

 

おじさんは、アジとともに小さなメジナもちょこちょこ釣っていました。「さすがにコレは小さくてさばけないので、ココに投げておくんだよ。しばらくするとトンビが来て、食べてくれるから」――え!? 空中には姿カタチも見えないけど……ホントかな。半信半疑で待つこと5分ぐらい。

 

 

 

 

 

 

 

魚は2尾。どこからともなくトンビが1羽やってきて、低空飛行をしたまま、あっという間に1尾奪い去っていきました。「仲間に知らせるだろうから、2回目は来るのが早いからね」というおじさんの推測どおり、2、3分もしないうちに来た。早っ!! よく上空からピンポイントで見ておるな。そのトンビの飛行技術にも驚いたけど、まるで鷹匠のようにトンビの習性を熟知しているおじさん、ナニモノ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鮮やかなトンビショーも見させてもらったことだし、そろそろ帰ることに。釣りとは直接関係ないけど、このブロックを重ねた手作り階段を見ると、私は温かい気持ちになります。誰かの、海へのおもてなし――帰るときは、来たときよりも美しく!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょいと海の方へ下りてみました。それにしても、すごい崖。

 

 

 

 

 

 

 

磯遊びをしていた家族に教えてもらいました。中の砂利がハート型になっている! お母さんが見つけたらしい。「よう見つけたな~」と感心しつつ、奥さんを優しく褒めるダンナさんの姿が印象的でした。エエ家族やな。

 

 

 

 

 

 

 

あ、ひこうき雲。今日はホントに良い天気。そういえば、博識トンビおじさんから「また遊びにおいで」といわれました。決してセクハラではなく。なんかジーンときました。長崎の男の人は優しかね~。

五島列島福江島沖の黄島でグレ爆釣!

2014年12月23日(火)、五島列島福江島沖の黄島に釣行した。

事前情報では、月初から続く寒波と時化の影響で急激に水温低下しており、食い渋っているとのことだった。

この日、私たちは、黄島沖の中美漁に上礁した。

〈上礁した中美漁〉

 

マキエの準備をしてから、新発売の「匠グレ」の0号と「GPS」のSサイズのG6を使った半誘導仕掛けを準備した。最初は、3ヒロのタナからスタートする。

〈朝陽〉

 

マキエが効きだすと、ぽつりぽつりと30~35cmのグレ(オナガやクチブト)があたってくるようになった。しかし、当たりは渋く、ウキに当たりが出たら少し誘ってやると、ウキをスーッと海中へと引きこむ当たりとなるパターンだった。

 15時の回収まで、大型は釣れなかったものの、最大で42cmのクチブトグレを筆頭に30~40cmまでを20匹以上仕留めることができた。

 

〈釣果〉

 

今後は、急激な水温低下にグレが慣れてくるので年末から年明け、2月までは寒グレ釣りの最盛期を迎えるだろう。

〈渡船:おうしま〉                   〈夕陽〉

ながさき 島ステーション 長崎大漁旗!長崎編特別寄稿 奥野賢志

イケメン釣り人率高し!? のんびりと香焼へ

今回の釣りスポットは、長崎市香焼町にお邪魔してみました。撮影時は、2月下旬の、とっても寒い日。しかも曇天です。釣り人は果たしているのかしら? さっそく調査!

 

 

 

 

 

 

 

ここは伊王島大橋へ向かう途中の、長崎市香焼町安保(あぼ)地区。映画「いつか読書する日」のロケ地にもなった静かなところ。トンネル手前の堤防へ行ってみることにしました。

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クラブの大会で五島列島へと行ってきました。

1日目の2014年11月29日(土)は、前日からの南のウネリと北西の風で西磯には展開できず、福江港の近くの屋根尾島へと渡礁しましたが、小さいサイズ(30cm以下のクチブト・オナガ)が中心でした。

上礁した屋根尾島の磯

 

2日目の11月30日(日)は、西磯のホゲ島へ展開するも前日からの残るウネリによる大きなサラシと竿を持つのもやっとの東寄りの爆風。

上礁したホゲ島の磯

 

早速、「巧派グレ」のMサイズの2Bと「キャッチ水中」のBを使った半誘導仕掛けで30cmクラスの中から40cmを仕留めたが、ウネリと上げ潮のため緊急回収となってしまった。

上礁した福江島の地磯

 

その後は、福江島と久賀島の水道にある福江島の地磯へと瀬替わりした。

しかし、瀬替わりと同時に雨が降り出し、大雨に・・・。

水道は地磯でも潮が通すため、「g-beat」の5Bと「テンション水中」の3Bを使って本流を攻め最大で43cmのクチブトを仕留めたものの、ここでも30cm前後のクチブトやオナガが多く傷ついた魚のみキープして納竿した。

2日目の釣果

 

  

今回使用したマキエ               夕陽

今回は、天候に恵まれず厳しい状況でしたが、五島列島は、これからどんどん状況がよくなるので、また釣行したいと思います。

長崎編特別寄稿 奥野賢志

飯盛の港で仙人に会う

今回の釣りスポットは、諫早市飯盛町にある田結(たゆい)港。すぐ近くに結の浜海水浴場があるといえば、ここがどの辺りかピンとくる方も多いはず。果たして、どんな魚が釣れるのか。釣り人に、いろいろと聞いてみましたよ。

 

 

 

 

 

 

 

穏やかな田結港。私が訪れたのは、冬の週末の朝9時すぎでした。堤防には、すでに5、6人ほどの人影がちらほら。この写真にはまだ写ってませんが。

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釣り場で男の同窓会

ここは諫早市森山町唐比。釣り人からの「唐比あたりが釣れる」との情報をもとに、さっそく行ってみることに。まずは、唐比温泉あたりかな?とやや当てずっぽうにさまよってみました。

 

 

 

 

 

 

 

唐比温泉口の県営バスから海側へ車を走らせること数秒で、この「塩浜」の案内看板にたどり着きました。地名からして浜はこっちだ、きっと!

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