進化するかんぼこを味わって

ここ数年、各メディアでの露出が多くなった長崎のかまぼこ。そんな熱~いかまぼこ愛に満ちたイベントに潜入。今年は、かまぼこができて900年(!)だそう。どんなかまぼこがあるのか、楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

他県の人は「かまぼこでおまつりができるのか?」と思うでしょうが、ご心配なく。まつり初日の午前中にして、この人だかり!

 

 

 

 

 

 

 

15店舗が参加してました。各店舗とも趣向を凝らしたかまぼこが勢ぞろい。長崎では、写真のさつま揚げのことを揚げかまぼこという人が多いかも。あ、「かまぼこ」は「かんぼこ」の発音が正しいので、長崎人なら「揚げかんぼこの美味しかごた~(さつま揚げが美味しそう)」という場面です。

 

 

 

 

 

 

 

おや、何やら行列が、と思った先は……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長崎おでんのふるまいでした。そういえば、おでんって練りものづくし。長崎では「長崎おでん」としても販売中で、あごだしに長崎産のかんぼこが入っているのが決め手のようです。2日間で400名に大盤振る舞い。

 

 

 

 

 

 

 

 

かんぼこ券も発売されていました。1,250円分を1,000円でゲット。これはかなりお得でした。

 

 

 

 

 

 

 

まずは会場をぐるりと巡ってみることに。南島原市のシキシマでは、回るちくわが見られました。写真は火をつけていない状態。火をつけたり消したりして、ちくわの焼き加減を調節しているそう。きっとイベント用の機械だろうから、いつもと勝手が違うんだろうな。

 

 

 

 

 

 

 

我慢できず、まるなか本舗の焼かまを購入。たら・えそ・ぐちを使ったかまぼこで、竹串に刺してあるので食べやすい。遠目から見るとまるで棒アイス!? 今や、かまぼこは形も味も自由自在です。

 

 

 

 

 

 

 

魚のすり身とじゃがいもを混ぜて揚げたもの。雲仙市の七郎屋で、私がガン見していたら、フライヤーから揚げたてを見せてくれました。カテゴリーはかまぼこなのか、コロッケなのか。少々悩みましたが、美味しかったからいいか♪ 寒かったせいか、その場で揚げたり、温めたりと、いたれりつくせり。お店のおもてなしの心がしみました。

 

 

 

 

 

 

 

見つけると、必ず購入してしまう長崎本舗のハトシ。以前、このコーナーでも紹介しましたが、ハトシとは、食パンに海老のすり身を入れ、揚げた卓袱料理のひとつ。イマドキのハトシは、海老だけじゃなく、魚のすり身にチーズを入れたりして種類も豊富。迷わずチーズを買いましたが、チーズ味に、全然魚のすり身が負けていない! 食べごたえのあるハトシロールです。

 

 

 

 

 

 

 

最近、地元新聞で、この長崎かんぼこ王国が、長崎市中心部の活性化を目指す市の「まちぶらプロジェクト」に認定されたそう。長崎市の田上市長が国王で、PRキャラに竜眼王とちくわ王妃。そして動画投稿サイトでは、長崎かんぼこ王国の国歌の映像が……。それくらい長崎人はかまぼこ好き! 長崎のお土産に、これからのお歳暮シーズンに長崎かんぼこをどうぞ。

再び訪れた人気の釣りスポット

今回の釣りスポットは、長崎市畝刈エリア。今年6月もお邪魔しましたが、ひとことで畝刈といってもその範囲は広いので、今回は新漁港を望む釣り場へと足を運びました。再び、あの生物たちとの出会いが……!!

 

 

 

 

 

 

 

新漁港は、水産県・長崎一の漁港です。波止場には船が停泊中。私の頭の中では、若大将の「海よぉオレの海よぉぉ~」のBGMが止まらない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アジゴ狙いの親子。「ココがよく釣れるんですよ」と教えてくれました。お父さまは目が悪いそうで、息子さんが釣り糸にエサをつけたりしていました。海釣りは、リハビリにもいいのかも。

 

 

 

 

 

 

 

ふと足元に目をやると、小魚が散らばっていました。「小魚は置いておくんです。鳥たちがキレイに掃除してくれますよ」と教えてくれました。ホント?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、本当だ! 息子さんいわく「ヒトを怖がって、なかなか近寄ってこないけど、遠くに小魚を投げてみると食べてくれる」とのことで、さっそく投げてみると……食べた♡ 畝刈エリア、鳥多し。しかもこの鳥、変わっているな~。

 

 

 

 

 

 

 

立派なアジ! アジゴ狙いといっていましたが、なかなかの大きさ。アジは刺身にしても良し、フライにしても良し。長崎で青魚といえば、恐らく、一番にこの名前が出てくるかと思われます! それほど、メジャーで人気ナンバーワンの魚です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女性釣り人もいました。以前、このコーナーで畝刈に来た時も、女性の釣り人が4、5人いましたが、人気の秘訣を私なりに考えてみたところ、①車を横づけできて便利②堤防もなく釣りやすい③釣り人のマナーが良く、なんならポイントも教えてくれる――ことにあると思いました。写真のオバちゃんは、釣りが好きすぎて、時間があれば釣りをしに出かけるそう。家にいるときは、TVの釣り専用チャンネルを見はまるらしいです。

 

 

 

 

 

 

 

「今日はいっちょん釣れんとよ(ちっとも釣れない)」。撒き餌をして、クロを狙っているそうです。日も高くなってきたので、残っていた撒き餌を海にまいて、最後の賭けに出ている様子。お邪魔にならぬよう、遠くで見入ってしまいました。かかれ~、大物!

 

 

 

 

 

 

 

この立派な疑似餌を操っていたのは、推定年齢50代のオジさまでした。すでにコウイカを釣ったらしいのですが「人にあげちゃった」とのこと。太っ腹……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

釣り糸に垂れ下がる疑似餌。「海をバックに撮った方が絵になるでしょ」と見せてくれました。新漁港がすぐ目の前に見えるところが、イカ釣りのポイント。

 

 

 

 

 

 

 

優しい釣り人たちとの会話に、ほっこりしながら、ぼちぼち帰ろうかとしていたら、どっからともなく地元っ子(たぶん)がパッと来て、パッと釣りを始めました。そうか、海の近くに住む人々にとって釣りって日常なんだ。長崎人でありながら釣りを楽しまないのは、ホント、もったいないことなのかも。そんな当たり前のことを再認識した釣り場でした。

 

長崎市畝刈・新漁港近く

長崎市街地から車で約30分

みんなで祝いたい!電車まつり

行楽の秋はおまつりもたくさん! 今回は、長崎名物の路面電車を見て、触れて楽しめる路面電車まつりに行ってきました。秋晴れの中、会場は終始とっても賑やかでしたよ。

 

 

 

 

 

 

 

昼すぎにメーン会場の浦上車庫へ向かったところ、さっそく車庫近くの路線沿いに人だかりが。お~、撮り鉄のみなさんですね。男子しかおらん。私もカメラ片手に撮っていたので、はたから見ると紅一点の撮り鉄……。

 

 

 

 

 

 

 

撮り鉄たちを魅了していたのは、レトロ感漂う1051号車でした。確かにこの車両、あまり見たことないな。

 

 

 

 

 

 

 

風船で作られたアーチが夢あふれます。とにかくファミリー客が多かった。お子さんに風船とかプレゼントしていたみたいだし。忘れ物傘無料配布や電車と綱引きなど、ココでしか体験できないイベントや催しが一番の魅力かも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまつりのメーン会場は浦上車庫。会場内にはミニ電車が登場。個人的に乗りたい気持ち満々でしたが、オバさん1人が乗る姿を想像したところ、ちょっと怪しいのでやめました。

 

 

 

 

 

 

 

ミニ電車に乗って楽しむ人々をうらやんでいたら、今年から登場したおでん電車が停まっていたので、すかさず中へ入ってみました。長崎かんぼこ王国の竜眼王がカワイイ。

 

 

 

 

 

 

 

オレンジカラーがモチーフなのか、車内はキュートな装飾でいっぱい。冬はおでん、夏はビールと、飲み助のハートをわしづかみする電車が次々とお目見え。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

押しボタンと水割り飲み放題の見事なコントラスト。子どもは竜眼王やちくわ王妃のイメキャラに夢中だけど、大人は「水割り飲み放題」の文字に視線が釘付けになった方多数でした。

 

 

 

 

 

 

 

おでん電車の後ろには「ながにゃん」が♡ 電車好きでネコ好きって、長崎県民、ほとんどでは。見事な企業戦略を感じつつ、それにまんまと乗る私……。電車のお面をかぶるネコって可愛すぎる。

 

 

 

 

 

 

 

地味といったら失礼かもですが、さりげなく置いてあったこの運転レバーに人気が集中。なんかガチャガチャ動かしてみたい。わかります! 最初は、子ども1人じゃ危ないからと手伝っていたママが、気がつくと自分が夢中になっていた、そんな場面でしょうか。「路面電車まつりあるある」!?

 

 

 

 

 

 

 

会場の浦上車庫は、当然ながら日常使いの車庫なので、何台もの電車が並んでいました。上からも眺められるような通路があったので、のぼってみると――圧巻!! 中央の黒い部分はビューゲルといわれる架線から直流600ボルトの電気を受け取る装置だそうです。

 

 

 

 

 

 

 

ちゃんと説明がついていたので、機械にうとい私も、うっすらわかりました。しかし、この大きな塊が動くことがすごい。ヒトの知恵ってすごいなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1911年(明治44)に作られた日本最古の木造ボギー車・168号。特別に、ヘルメットをかぶって下からも眺められるようになっていました。お子さんのテンションUP、恐らく理数系パパのボルテージもUP。お子さんにむかって熱弁する姿がかっこ良かったです。お子さんも嬉しそう!

 

 

 

 

 

 

 

下をくぐると、ココにも各装置の説明書きがありました。主電動機のモーター、電動空気圧縮機のコンプレッサーなど、電車の装置をこんなに近くで見るのって、人生初。

 

 

 

 

 

 

 

以前の路面電車まつりでは、この168号が特別運行して、長崎の街中を走っていたっけ。今回は展示のみだったみたいですが、それでもこの風格と気品に満ちあふれた電車って、そうそうない。見られるだけで貴重です。今年は、長崎に電車が開通して100周年。長崎に住む人にとって、電車はただの人を運ぶ乗り物ではない。昔から、そしてこれからも長崎の心の風景に必ずいてほしい、そう思わせてくれる存在です。

 

第16回路面電車まつり

2015年11月15日(日)

会場 長崎電鉄浦上車庫、長崎西洋館

不思議な昔話と尿もれ予防!?

すっかり寒くなって、秋を通り過ごしたかのよう。朝晩の寒暖差に体も弱りっぱなしという方は、森林浴もかねて、パワースポット巡りでリフレッシュしませんか。今回は、西彼杵郡長与町の岩淵神社を訪ねます。なんと、夜尿症予防の神さまに祈願!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神社にお邪魔する前に、古札入れを見つけました。古くなった札やお守りなどを入れていいみたい。ま、岩淵神社で購入したモノに限るんでしょうけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小さいですが、威厳たっぷり。岩淵神社の鳥居をくぐり抜けてゴー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

石段を上り、ふりむくと商売繁昌&無病息災の旗と、長与の町並みが続きます。岩淵神社は、いろんな祈願ができるオールマイティな神社。う~ん、気分爽快♪

 

 

 

 

 

 

 

今回のパワースポットは、鳥居をくぐって石段を上ったすぐのところにありました。右の祠?  いえいえ、そのお隣にある石碑です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

草住さまです。長与の昔話に、この草住さまが登場するんです――昔むかし、ある旅人が長与の草むらで用を済ませたら、その夜から寝小便をするようになってしまった。旅人は、バチあたりなことをやったに違いないと思い返してみると、用を足した時、草むらの中に、何か石の頭を見たことを思い出した。それが草住さまだったのです。お詫びに、周りの草を払い、キレイにしたら寝小便をしなくなったとさ――この草住さまは、三体ある中の一つで、川平バイパス工事のため、こちらの岩淵神社にお引越ししたそう。高齢社会となった昨今、尿もれ予防祈願もできそうです。

 

 

 

 

 

 

 

もともと、草住さまは、各集落の入口にあり、悪疫や災難防止の守り神として祀られたもの。農家の人々が行商に行くときは、商売繁昌を祈願したとか。岩淵神社も各種祈願ができるなら、草住さまも商売繁昌まで、幅広い。せっかく岩淵神社に来たので、さらに上ってみることにしました。この運動こそが、足を動かし→膀胱を鍛え→尿もれ予防にもつながるかも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ん!? これは狛犬ですよね。本来の狛犬と比べ、なんだか宇宙人っぽい風貌。未知との遭遇……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

狛犬は一対のところが多いですが、対はツイでも、お顔があまり似ていない。こちらの狛犬さまもまた、ユーモラス。ハッ、もしかしたら、狛犬じゃないのかも!?

 

 

 

 

 

 

 

狛犬に気をとられていましたが、階段を上り切ると、立派な社殿がすぐそこにありました。

 

 

 

 

 

 

 

お守りも各種ありました。これからの季節は、学業成就や合格祈願などの字面が気になりますな。気分転換もかねて、受験生はお参りしてみては。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パワースポット番外編。面白い看板を見つけました。川で遊ぶことの危なさをカッパで表現。カッパを見たい気持ちもありますが、会ったら会ったで、即食われそう。今回のパワースポットは、面白狛犬やカッパの絵で、思わず笑いがこぼれるプチ旅となりました。

 

岩淵神社 草住さま

ご利益 夜尿症予防、悪疫退散、商売繁昌など

アクセス 長崎バス・寺の下バス停より徒歩約5分

新米を守るかかしに思いをはせて

すっかり秋らしい日々が続きますが、みなさま、いかがお過ごしですか? 秋のグルメと聞くと、ほっかほかの新米が食べたくなりませんか。全国各地、いろんなブランド米がありますが、長崎のお米も負けていない! 今回は、新米を守る、あのヒーロー&ヒロイン(?)とともに、今年のお米情報もちょっぴりご紹介。

 

 

 

 

 

 

 

突然ですが、ここはどこでしょう。長崎の米どころといえば、島原半島の千々石地区や東彼杵郡波佐見の鬼木地区などを思い浮かべる方も多いかと思います。棚田もキレイですよね~。しかし、こちらはどちらでもありません。結構、意外なところかも。

 

 

 

 

 

 

 

じゃじゃ~ん。西彼杵郡時津町の小島田地区です。数年前から、かかし隊が出動しているとのことで、お米&かかしのコラボを見たかったんです。直売所近くにさっそく「かかし隊」の看板を見つけました。

 

 

 

 

 

 

 

短い距離ではありますが、かかしには一言コメントが掲げてあるので、歩きながら読みながら、思わず笑ってしまいました。とにかく、お米を食べてしまうカラスへの苦言がハンパない。確かに、一生懸命作ったお米は、オラたちのもんだと言い張りたいですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勝手に、私が選んだコメント大賞の発表~! なぐり書きされた、この一行に情熱を感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらも、勝手に選んだかかし大賞。どこからどう見ても、野良仕事にいそしむオジさんにしか見えない。リアルなオジさんかかしに、カラスだけでなく、見た人もその完成度にビックリ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高台から、小島田地区の全景が見られました。手前から、だいたい稲・墓・稲・家。かかしのおかげか、カラスは上空を飛び回ることはあっても、一羽たりとも田んぼに近づけず。ブラボー、かかし隊!! 島原半島の方に聞きましたが、今年は、台風などの天候不順で、稲刈りの時期も例年より1週間ぐらい遅いそうです。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かかし隊が守るお米を食べたかったですが、どこで販売しているのかがわからなかったので、長崎県産のひのひかりに、長崎ならではのご飯の友を添えてみました。長崎のスーパーに必ずといっていいほど置いてある「もろみ納豆」です。写真のは、南島原市で作られたもので、大麦・裸麦・大豆に、水あめや醤油、生姜をプラスした甘じょっぱい味。これならご飯、何杯でもいけると思わせてくれる、期待を裏切らない美味しさです。ひのひかりは、程よい粘りと甘みのバランスがいい。最近は、人気急上昇中の長崎ブランド米・にこまると互角の戦いを市場で繰り広げているらしいですが、米好きな私は、どちらも大好き♡ 白黒つけられません!

市街地から30分の近距離も魅力

今回の釣りスポットは、長崎市戸石地区に行ってきました。釣り人たちの、どんなドラマが見られるのか。楽しみ~。

 

 

 

 

 

 

 

のっけから私事ですが、そういえば、牧島まで行ったことがなかったことに気づきました。戸石漁港には何度か来たことはありましたが……。牧島といえば、長崎市内の中でも有名な釣り場。いわば、釣りの聖地的存在(ややオーバー?)。ココに行かずして、この釣りコーナーを担当するなかれ。と思い、いざ、牧島へ。しかし、最初にたどり着いたのはこちらの場所でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

恐らく、こちらはエビスさま。風雨にさらされて、お顔がつるんとしてましたが、それがかえっていい味出してました。

 

 

 

 

 

 

 

島に行くというのに、橋を渡った記憶がなかったため、近くにいた釣り人に聞いてみることに。案の定、牧島ではなく、戸石の「池下」というところらしい。ガ~ン、間違えた。やや落ち込んで、目線を下にすると、墨を吐いた跡発見! イカも釣れるみたい。いやしかし、タコかも知れん――ご存知の方はご一報ください。

 

 

 

 

 

 

 

初対面だったにもかかわらず、牧島までの行き道を丁寧に教えてくださいました。朝日とともに、去っていくオジさん。男は背中で語る……ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

さきほどのオジさんのチョ-的確な道案内どおりに車を進めること1、2分ぐらいで牧島に到着。超えた橋の名前は「牧戸橋」でした、ハハハ。

 

 

 

 

 

 

 

到着とほぼ同時に、波止場で釣りをしていたオジさんが「小さいけど、アラが釣れたよ」と見せてくれました。アラは味噌汁に入れると美味しいですよね~って、食べることばかり考えてしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が「こんにちは」というと、釣り人全員があいさつしてくれました。ハ~❤、海の男たちは爽やかじゃ~。つなぎの服が若々しい、イケメンを見かけたので、すかさず話しを聞いてみました。「昔、パチンコにハマっていたけど、今は釣りです。何回か瀬渡し船で沖にも出ました」とのこと。釣った魚は、お母さんにさばいてもらうそう。息子さんが釣ってくるのを、楽しみにしているんだって。孝行息子や~。目頭が熱くなりました。こういう人にいっぱい釣ってほしい!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

孝行息子の近くで釣っていたオジさんにも、話しを聞いてみることに。オジさんの戦法は、撒き餌をして、それに寄ってきた小魚に寄ってきた大魚を狙っているとのことでした。文章にするとややこしいですが。このクロは、ちょいとおチビちゃんだったので、このへんを飛び回っているトンビのエサに置いておくそうです。

 

 

 

 

 

 

 

小魚に寄ってくる大魚狙いは、なかなか難しそう。というのも、大物の前の小魚を引っ掛けたり、釣り糸のエサを先に食べられたりするから。しかも、この日は強風! 釣り糸が風にあおられて、からまったりするので、釣り人はあまり好まない天候なんだとか。オジさんは「面倒くさい」といいながらも、慣れた手つきで、からまった釣り糸をほどいていました。釣りは、集中力と根気も必要。勉強になりました!

 

長崎市戸石町池下・牧島町

長崎市街地より車で約30分

長崎市野母崎沖三ツ瀬ヒラス、口太グレ

9月に入り、朝晩の肌寒さを感じようになると、長崎県内各地からグレ釣果が届くようになってきた。10月17日に長崎市野母崎沖にある三ツ瀬に釣行することにした。 当日、フィッシングショップオガワでボイル4角とパン粉3kgを購入し、6時15分出航の光隆丸に乗り込んだ。

私たちは、6名でコブ瀬に上礁した。それぞれが釣り座についたところで、私は空いているポイント「水道」で竿を出すことにした。

釣行時の三ツ瀬では、ヒラスよく釣れているとのことなので、朝マヅメはヒラスを狙うことにして仕掛け(ウキ:ガルツの匠グレのG2、道糸:サンラインのブラックストリームマークXの6号、ハリス:ブラックストリームの6号を1ヒロ半、道糸とハリスは直結)を用意した。

 釣り座に立ち、足元にボイルをパラパラと撒いてから、マキエの中から大きめのボイルを付け、仕掛けを投入する。潮の流れに合わせて道糸を送り込んでいくと、スプールを軽く抑えていた指がはじかれ、道糸が走りだした。ベールを戻してやり取りを開始すると沖の方へと走りだしたので、狙いのヒラスのようだ。慎重に寄せてくると、狙いのヒラスが姿を現した。取り込んだヒラスは2kgほどだった。すぐに狙うと、再び当たりを捉えたが、すんなり寄ってくるので、何かな思っていると、40cmほどのイサキだった。

 しばらくすると潮の流れが変わったため、仕掛けがすぐに隣の釣り人ところまで流れてしまうようになった。釣り座を西のハナレに移動することにした。するとすぐにヒラスが当たってきて、同型のヒラスを取り込み、さらに続けてもう1匹追加することができた。


朝マヅメに仕留めた2kgクラスのヒラス

 ここで満潮が近づき、西のハナレへと渡れなくなったので休憩する。  釣り座がなかったので、しばらく「水道」でグレ狙いをしようと仕掛け(ウキ:ガルツの暁のB、その下にGPSのSサイズのG2、道糸:サンラインのブラックストリームマークXの2.25号、ハリス:ブラックストリームの2.25号)を半誘導仕掛けに変更する。 上げ潮が流れている間は、バリしか当たってこなかった。11時すぎに潮止まりを迎えて、やがて下げ潮が左から右に流れだした時に当たりを捉え、48cm、1.7kgの口太グレを仕留めることができた。


2日目、6月21日の釣果

 その後は、下げ潮の流れが速くなったので、再びヒラス狙いに切り替え、納竿の17時までに2kgクラスのヒラスを3本追加することができた。

 今後、三ツ瀬では、11月になるとヒラスがサイズアップしていき3kgオーバーが釣れるようになるだろう。さらに、グレの釣果も期待できるので、釣行してもみてはいかがだろうか。

 
この日に上礁した三ツ瀬の「コブ瀬」             お世話になった「光隆丸」

秋の郷土芸能を大・大・大満喫!

秋、真っ盛り。長崎のお祭りも真っ盛り。秋は、長崎各地で浮立やみこしなどの郷土芸能がさかんですな~。今回のお祭りは、そんな郷土芸能を見るにはもってこい! 長崎市で行われた長崎郷土芸能大会を激写しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長崎市民会館で演舞が行われる前に、近くの浜町アーケード辺りで、出演団体によるパレードが行われました。以前、このコーナーでも紹介した若宮稲荷神社竹ン芸。アラ~、可愛いお子さん❤

 

 

 

 

 

 

 

祭り囃子に浮かれた白狐(びゃっこ)が竹やぶで遊び戯れる姿を表現しているそうです。ん? おもむろに竹をセッティング。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャー。さっきの子どもが、あっという間にのぼっちゃった。普通なら「おイタしちゃダメーッ」っていわれるでしょうが、伝統芸ですからね。高所恐怖症の私は、ヘンな汗をかきました。

 

 

 

 

 

 

 

お次は式見女角力です。明治38年頃、女相撲が旧式見村に巡業したとき、女力士に踊りを教えてもらったのが始まりといわれています。その女角力を盛り上げるべく、この太鼓部隊が先に登場。飛びながら打つといった有酸素運動を繰り返しながら舞う……カッコイイ。

 

 

 

 

 

 

 

アーケードの真ん中を土俵に見立てて、角力取り踊りがスタート。アーケードでは、時間の都合上、省略されていましたが、本番の市民会館では、土俵入りや弓取りなど、おなじみの所作が丁寧に描かれていました。

 

 

 

 

 

 

 

崎上浮立です。長崎市三重の崎上(さきあげ)地区に伝わる踊り。雨乞い、五穀豊穣を祈願しています。踊りの衣装が、白装束に赤ダスキなので白狐(びゃっこ)浮立と呼ばれているとか。ここにもお狐さまが。一糸乱れぬ動きと、銀色サラサラヘアも気になりました。

 

 

 

 

 

 

 

平山の大名行列です。1866年(慶応2)、下級武士・山崎武右衛門らが、深堀城下に出入りしていたときに、大名行列に関する巻物を手に入れ、指南役を仰せつかったことがきっかけ。以前から伝えられていた浮立の囃子に振付けて、地元の天満宮に奉納したとか。先頭を行くのは、お殿さまかしら。

 

 

 

 

 

 

 

かけ声とともにこぶしを前に出しながら歩く振付けが勇ましい。思わず真似したくなりました。豪華な行列用具が印象的です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長崎市の大会でしたが、今年、特別に大村市から黒丸踊も参加。なんと戦国時代から伝わる踊りだそうです。領主・大村純伊の領地奪還の祝いの際に踊られました。早くから、県指定無形民俗文化財として指定されていましたが、昨年、大村の郡三踊(寿古踊・沖田踊・黒丸踊)のひとつとして、国指定重要無形民俗文化財になったばかり。大花輪の下に入ると幸せになるといわれています。直径5メートル、重さ60キロにもなる大花輪を、太鼓を打ち鳴らしつつ、ゆっくりと回します。幸せ、カモ~ン。

 

 

 

 

 

 

 

最後は滑石竜踊(じゃおどり)。長崎本籠町の龍踊を伝承している竜踊で、1877年(明治10)に、滑石太神宮に奉納したのが始まり。竜踊は全国的にも有名ですよね。疾風のごとく、玉追いをする竜の姿に、アンコールの意味を持つ「もってこーい」の声がかかりっぱなしでした。

 

 

 

 

 

 

 

私の「勝手にベストパフォーマンス賞」は、平山の大名行列です! 歩きながらフォーメーションを変えていく様は、まるでスローテンポなマスゲームのようでした。よく間違えないなぁ。江戸時代の参勤交代を今に伝えます。

 

 

 

 

 

 

 

そして、もうひとつも平山の大名行列から。アクロバテックな太鼓です。側転して太鼓を打つ振付けもあり、かなりハードな動きでした。気がつけば大太鼓の上に人が……!! 某有名雑技団を思い出しました。長崎郷土芸能大会は、今年でめでたく40回めを迎えたとか。入場料も無料だから、来年、ぜひ足を運んでみてください!

 

平成27年10月4日(日)

第40回記念大会 長崎郷土芸能大会

長崎市民会館体育館

※パレードは浜町アーケード界隈

武道の神が三神も! 勝負運UPに期待大

芸術の秋、スポーツの秋、そして学問の秋。今回のご利益は、長崎市にある中川八幡神社をご紹介。武道の神が、三神もご鎮座しているパワースポットです!

 

 

 

 

 

 

 

国道34号線沿いにある鳥居。1881年(明治14)に国道ができたとき、1922年(大正11)、石段と鳥居一基を新設したそうです。新しいとはいえ、できてから100年近くが経つんですね。

 

 

 

 

 

 

 

祭神は、誉田別命(ホンダワケノミコト)・息長足姫命(オキナガタラシヒメノミコト)・武内宿禰命(タケノウチスクネノミコト)の三神。武運の文字が眩しい。

 

 

 

 

 

 

 

中川八幡神社は、1646年(正保3)、聖福寺の寺域に祀られたのが始まりで、その後、現在地へ来たそうです。例祭には相撲が奉納されており、今でも毎年9月15日に子ども相撲として開催されています。ちなみに、境内からの月が美しいとのこと。彦山と一緒に見られるそうですよ。

 

 

 

 

 

 

 

何にチャレンジするか、具体的な目的がないまま、とりあえずおみくじを引いてみることにしました。勝負運はあるのか、ないのか。

 

 

 

 

 

 

 

ヤラセでも何でもなく、大吉を引いちゃった❤ 商売は儲け多し 急げ、か。稼ぎたい気持ちはいっぱいありますが、急ごうにも資金すらないといった根本的問題に直面しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

境内には記念碑がありました。よく見てみると、ここにも……。

 

 

 

 

 

 

 

「長崎市最古」と刻まれてありました。名実ともに古くからある中川八幡神社。町の人々から愛されている証拠ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正一位稲荷神社も神社近くにありました。1810年(文化7)に、商売繁昌の神として祀られた稲荷大明神で、昭和の改築時には、現神である白蛇と青蛇が生息していたらしいです。と、いうことは――今でもおられる可能性大。神々しい存在とはいえ、ヘビ嫌いの私は、お参りするのに、しばし躊躇……。しかし、せっかくなので、参拝することに。願い事もお願いしたかどうか曖昧なまま、驚くべきハイスピードで終了してしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の動きが相当怪しかったのか、社務所の方が来て、こちらの神社のことをいろいろと説明してくれました。社務所の方曰く、境内にあるこのくすの木は、樹齢200年以上は経つといいます。なんでも神社がこちらに移ったときに植えられたらしい。神社が移転したのは、1748年(寛延元)なので、このくすの木は、昔の偉人たちを目撃しているはず!

 

 

 

 

 

 

 

社務所の方に、絵馬までいただきました。来年の干支・申の絵馬です。今度訪れる時まで、目標ぐらい決めておけってことかも!? 宿題ですな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神社を後にして、振り返ってみると、さきほどのくすの木が見えました。がんばっているみんなを、静かに見守ってくれているような温かいイメージ。心の中で思わず私も「がんばります」とつぶやいたのでした。

 

中川八幡神社

ご利益 武運(勝負運)、学問成就、家内安全など

アクセス 蛍茶屋電停より徒歩約3分

 

名月とともに楽しむ中華グルメ

みなさま、お元気ですか? 天高く馬肥ゆる秋がやってきましたね。今回のグルメは、長崎市の新地中華街で行われた中秋節(ちゅうしゅうせつ)というイベントにお邪魔しつつ、中華グルメを堪能してきました~。

 

 

 

 

 

 

 

中秋節とは、中国の三大節句のひとつで、日本でいう「お月見」のこと。中国でも、中秋の名月を家族と祝う風習があるそう。中国との縁が深い長崎でも、新地中華街を盛り上げるイベントとして毎年、行われています。期間中は、1000個の満月灯籠がみなさまをお出迎えしてくれます!

 

 

 

 

 

 

 

新地中華街には、東西南北それぞれに門があります。各門には、このように祭壇が設けられ、お供えものがありました。長崎ランタンフェスティバルでも、似た内容の祭壇を見かけますよね~。海の幸、山の幸、そして豚の頭。下校途中の男子高校生らが、豚の頭がコワいとビビっていた姿をみて、オバさん(私)の胸がキュンとなりました。初いやつじゃ。

 

 

 

 

 

 

 

新地中華街内で使えるお月見セット券(グルメ&グッズ)を購入。当日券で1,100円でした。チケット裏には、お月見セットをゲットできるお店の地図もあるので、わかりやすかった。私が目指したのは、もちろんグルメの方。長崎人なら、一度は訪れたことがあると思われる有名店に入ってみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長崎名物グルメといえば、ちゃんぽん・皿うどんでしょうが、ここはあえて別メニューを注文。じゃじゃ~ん、点心セット。小籠包や春巻など、おなじみのメニューが揃う中、一番手前に陣取っているのは、「ハトシ」といわれるものです。ハトシとは、長崎の卓袱料理の一品で、海老のすり身をパンに挟んで揚げたもの。最近では、このすり身部分が、かまぼこのすり身だったり、形もパンをくるりと巻いたパターンだったりと様々です。

 

 

 

 

 

 

 

セットをいただいた後に、祭壇巡りしながらスタンプラリーもできちゃうとのことなので、腹ごしらえも兼ねて巡ることにしました。全部巡ると、お菓子がもらえる(←コレが目的)という特典付き。ちなみに、新地中華街は、さほど広くないので、機会があったらぜひトライしてみてください!

 

 

 

 

 

 

 

そのもらえるお菓子とは、月餅(げっぺい)です。プレゼントの月餅は、こしあんがギッシリ。私は、帰宅後、濃い珈琲とともにいただきました。黒あんのほか、くるみや松の実などが入ったバージョンもありますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が勝手に名づけた三大中華菓子があります。それは、さきほど紹介した月餅と、麻花兒(マファール)&金銭餅。こちらの麻花兒は、最新型(?)のチビッコタイプ。新地中華街にはありませんが、ちよりという名前で販売されています。ちょい硬めのカリッと感がやめられない、とまらない。麻花兒という正式名称よりも、この姿形から名づけられた「よりより」の方が、長崎人にはピンときます。

 

 

 

 

 

 

 

ラストは金銭餅(キンセンピン)。中国古来のお金に見立てたお菓子で、お金持ちになれるようにとの願いが込められています。ゴマの香ばしさが後を引く美味しさ。この三大中華菓子は、長崎のお土産品店や有名スーパーでも、よく見かけるド定番。県外の方への、ちょっとしたお茶うけにいかがですか。話もはずみそうです。