滑石のルーツを知って街中さるく

長崎市北部に位置する滑石地区が、今回の細道。ウォーキングする方、学生、買い物帰りの主婦……と、街中の賑わいに人口密度の高さを感じます。それと、個人的にも気になっていた「太神宮(だいじんぐう)」。バス停の名称にもなっている太神宮の謎にも迫ります。

 

 

 

 

 

 

 

夕方頃に来たので、下校中の児童をよく見かけました。大園小学校近くの通りです。あいさつゾーンの文字がまぶしい。

 

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今や都市伝説!? どんの山を行く

昔、「ど~ん」と山から大砲が鳴っていた。だから、どんの山という――長崎市内にお住まいの高齢者に、この話を聞いたとき、正直、私は嘘だろうと思っていた。今回の細道は、そんな都市伝説的な話を紐解くべく、どんの山を目指します!

 

 

 

 

 

 

 

スタートは、英国聖公会会堂碑(写真右)の横の石段から。英国聖公会会堂は、1862年(文久2)に建てられた日本初のプロテスタント教会。石碑は東山手5番地にありますが、教会の所在地は11番地だったとか。なんと大浦天主堂が建つ3年ほど前にはあったといわれています。石段は居留地時代のもので、外国人が礼拝に行くときにこの道を通ったことから、オランダ坂と呼ばれていたそう。オランダ坂といえば、活水学院のところが有名ですが、こちらの坂もオランダ坂。実は、長崎市内の数ヶ所にオランダ坂の名称の坂があります。どの坂も風情があって美しいですよ。

 

 

 

 

 

 

 

歴史深い石段を上り、右側に現れるのが海星学園です。海星といえば、スポーツがさかんなイメージがあるけど、なるほど、周辺のゆるやかな坂道で自然に脚力がついたとみた。

 

 

 

 

 

 

 

海星学園から少し上ったところ。実は、どんの山までの詳しい道のりを知らない私。とにかく山の上を目指すことにしました。

 

 

 

 

 

 

 

二股に道が分かれていたので、右の方へ。グランドがあり、近くに乗り合いタクシーの停留所を発見。1時間に1本程度、走っている模様。いいですねぇ。買い物とか便利そう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グランド横をふと見ると、上大浦小学校跡の石碑がありました。

 

 

 

 

 

 

 

グランドの横道は、わかりにくいと思い、もうひとつの道の方へ。「注意」の文字になぜだか緊張感が走る。細道でゆるやかな上り。この道は、きっとどんの山に続いているはず。

 

 

 

 

 

 

 

!? 車も通るの!? 道幅は軽自動車1台分。しかもスレッスレ。この先はUターンもできないので、どうやら地元の方が使用しているみたい。

 

 

 

 

 

 

 

「注意」のところから少し上ったところ。レンガ塀といい、なだらかな坂道といい、長崎らしい風景に出会えます。しかし、さっきの車、本当にココを通ったのだろうか……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

住宅地を抜けるとお墓地帯に入ってきました。え、道、間違えた? でも公園らしき木立が見えてきたので、行ってみることに。

 

 

 

 

 

 

 

到着!! 野生のカンのみで上ってきたかいがあった。さきほどのお墓のところからひたすら上へ行くと、このだだっ広い公園にたどり着きます。

 

 

 

 

 

 

 

「どんの山公園」。看板を見てひと安心。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

公園を囲むように遊歩道がぐるりと一周あったので、歩いてみました。道沿いの木はきっと桜に違いない。春が楽しみですな。

 

 

 

 

 

 

 

遊歩道を歩くと「どんの山」の名称のルーツとなった大砲があります。説明書きによると、正午にこの山から、この大砲で鳴らしていたそう。ちなみに昭和16年まで続いていたとか。矢上地区まで聞こえていたと、私の知り合いがいってました。

 

 

 

 

 

 

 

遊歩道からは長崎港も見渡せます。ちょっと坂道できつかったけど、この光景を見たら疲れも吹っ飛びました。長崎って本当によかところがいっぱい。

 

英国聖公会会堂碑~どんの山公園

徒歩で片道約20分

 

面白看板で散歩もより楽しく

散歩好きの私には、街中にある面白看板を見つけては、1人ニヤつくといった永遠のマイブームがあります。その中でも、国際あいさつ通りの看板は格別。今回の細道は、この看板がある長崎市・石橋電停の停留所からスタート。

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長崎県の「松島」

 

 長崎県西海市大瀬戸町の沖合い1kmの海上に浮かぶ、小さな島、それが「松島」です。信号機もコンビニもない静かな島ですが、捕鯨漁や炭鉱で賑わった時代の名残や、討幕の志士たちが活躍した時代の面影を随所に残しています。

 

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海沿いの町をテクテク散歩 長崎市手熊町〜白浜海水浴場〜柿泊町

長崎市の繁華街から車で30〜40分の所にある手熊町(てぐまちょう)は、海と山に囲まれ、町中には川が流れるのどかで、静かな町です。

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新酒の香りに誘われて…

春は新酒の季節ですね。普段はビール党の私ですが、この時季だけはできたてのお酒を飲んでみたくなります。ということで、行ってきましたよ「杵の川酒造」の酒蔵開きへ!試飲もたくさんあるみたい…気合充分! ドライバーは下戸である主人に頼みました。杵の川酒造は諫早市街地から飯森方面へと向かう山間にあります。のどかな田園風景に建つ立派な建物。こちらが杵の川酒造です。さて、まずは絞りたて原酒の試飲コーナーへ。

 

 

 

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ご神木を見ながら細道をさくさく歩く

寒さのあまり身を寄せ合い、見ザル・言わザル・聞かザル的なおサルさん……。今回の細道は、長崎市諏訪神社近くにあるどうぶつひろばから立山方面へ向かいます。長崎市内を中心に路上にあるモノを観察して楽しむ団体「アルキメデス探偵団」のみなさんとご一緒に巡ります。アルキメデス探偵団は、1994年に結成した街歩き団体。毎月1回、例会を開いて、街中の面白看板や建物を探しながら、ウォーキングを楽しんでいるそうです。

 

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香りに癒される野母崎歩き

雨降り前のちょっと温かな日、長崎市南部に位置する野母崎町へ…。野母崎総合運動公園内「水仙の里公園」で開催されていたのは「のもざき水仙まつり」です。「水仙の里公園」は海沿いに位置し「軍艦島」を間近に見ることでも有名。水仙と大海原、軍艦島のコントラストを楽しめるんですよ。この日は平日でしたがデイケアのお年寄りや観光客などで賑わっていました。早速、駐車場のすぐ目の前に水仙に彩られた小高い丘が出現。

斜面を水仙の白が埋め尽くしていました。ほわぁ~きれいですね。

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武士気分で深堀・城下町散策

12月といえば「忠臣蔵が気になる」という方も多いはず。今回の細道は、なんとその忠臣蔵と関わりがあるといわれている長崎市深堀町の十人義士の墓を紹介しつつ、歴史ある城下町を巡ります。鍛冶町バス停近くの郵便局裏にある恵比須像からスタートすることにしました。このサイケデリックな色彩に目を奪われます。漁業・商業の神様として古くから親しまれている恵比須様にまず一礼。

 

 

 

 

 

 

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