島の細道 長崎特派員取材|しましま|2014.12.18

面白看板で散歩もより楽しく


散歩好きの私には、街中にある面白看板を見つけては、1人ニヤつくといった永遠のマイブームがあります。その中でも、国際あいさつ通りの看板は格別。今回の細道は、この看板がある長崎市・石橋電停の停留所からスタート。


石橋電停から大浦天主堂までの長崎らしい王道ルートを歩きます。国際あいさつ通りというからには国際的な何かが必要! そこで、世界各国のあいさつ言葉が書かれている看板で国際度をアピール。通りを歩く前に、声を出して練習したい。


韓国語、ドイツ語などのあいさつ言葉を表記しているのだが、いくら簡単なあいさつといえど、いっぺんには覚えられん……。困ったと思ったところに共通語=オッハーが。オッハー!? 慎吾ママ!? 日本を代表するアイドルはギャクもグローバルスタンダードだったとは。

エリア内に掲げてある地図看板に「相生地獄坂」の文字を発見。ホントの地獄には行きたくないけど、どうせ味わうことになるなら、苦しみを先に、後で楽しみを残す。ということで、とりあえず地獄へ行ってみることにしました。急な階段の右側には、脅し文句の「相生地獄坂」の看板が。この先は苦しみばかりか。やや不安を感じつつ、とりあえず前へ進むことに。

数分もたたないうちに、プチ公園が見えてきた。面白看板フェチな私の心をくすぐる標語入り看板に視線が釘付け。「隣組 ちょっと留守でも 頼み合い」。心にしみる良い標語ですね。





長崎の坂って、坂道というより急な石段が続くイメージが強いような気がする。途中、キレイな花が咲いていて、少し癒やされました。









石段を約10分で上りきりました。上りきったところには大浦展望公園が。撮影時は少し肌寒く感じる晩秋。イチョウの葉っぱが絨毯みたいで美しかった!

大浦展望公園からすぐのところに、南山手レストハウスがありました。ベンチあり、トイレありで散策の休憩所にもってこい。レストハウスの建物も素敵だけど、ここからの眺望も最高です、それがこちら!



じゃじゃ~ん。木々の間から長崎の街並みが眼下に広がります。ちょっと頑張って上ってよかった。長崎、バンザ~イ♪





個人的に夕暮れ時に歩いてみたかった祈念坂。暮れなずむ長崎の街と、天主堂と――小説家の遠藤周作さんが、よくこの坂道を行き来していたそうです。








祈りの三角ゾーンと呼ばれるエリア。一カ所で大浦諏訪神社、妙行寺、大浦天主堂が見られます。不思議な空間だけど、長崎らしい。





大浦天主堂方面へと歩くことにしました。すっかり日も落ち、大浦は夜の街へと変身。











あ、あいさつ看板が!! 国際あいさつ通りは続いていたんだ。







大浦天主堂に着きました。ふと空を見上げたら、お月さまが。ほんわか気分に浸りながら、本日のプチ歩きは終了です。

長崎市石橋電停~国際あいさつ通り~大浦天主堂
歩いた時間 約30分

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