島の細道 長崎スタッフ取材|しましま|2015.4.9

植木の里で心身ともに癒される


今回の細道は、緑あふれる植木の里・長崎市古賀エリアを巡ります。新緑が美しい季節を歩きながら満喫してみませんか? 目にも優しいグリーンの世界で、身も心もリフレッシュ。


国道34号線から、飲食店の松勝の方に入ると「長崎市植木センター」に到着。車で来た方は、こちらに駐車して歩くことをおすすめします。ちなみに、植木センターでは植木に関する情報や相談などを受け付けているので、ガーデニングで悩んでいる方は足を運ぶといいかも。

植木センターの駐車場近くにある古賀エリアの地図。散策前に周囲を確認できます。













さっそく植木センターのそばに素敵な橋が。間ノ瀬川に架かった小さな橋は、古賀みどり橋といいます。名前にピッタリの緑豊かな橋ですね。







古賀みどり橋を渡ると、舗装された道が川沿いに続きます。右の土塀と門がカッコイイ。







植木センターから車で2、3分のところにJR肥前古賀駅があります。私は、あまり土地勘がないので、ココを基点にウロウロ散策してみることにしました。駐車場は有料ですが、トイレもあり、中高年にとっては心強い!?

高架下の道を上って行くことにしました。なだらかな上り坂が続きます。余談ですが、高架下ってなんかテンション上がりませんか? 汽車が通っているときに下をくぐってみたい衝動にかられます。




松原公民館を左手にしてさらに進んでいくと……。







珍しい植物発見! ブラシノキといいます。その名の通り、水筒とかの底を楽々と洗えそうなブラシみたい。採っちゃいかんけどね。新緑の中に、この赤色が目を引きます。







なかなか途絶えない上り坂をいくと、美しい木々が囲うように木陰を作っていました。涼しい~。ふと見上げると、あ、モミジ! もちろん、秋がハイシーズンですが、初夏のモミジも乙なもの。緑も清々しく、生き生きとしているので、見るだけで元気がもらえます。



モミジのトンネルをくぐり抜けると、右手にミニ階段が。そういえば、恵比須神社があるって植木センターの地図で見た。せっかくなので、恵比須さまに挨拶してみることにしました。







さきほどの階段のところから、ゲートボール場を通り抜け、1分もかからないところに恵比須さまがいらっしゃいました。恵比須さまの周辺がキレイにお掃除されていましたよ。地元の方々の愛を感じるなぁ。




恵比須さまのお隣にある「古賀植木創業記念碑」。古賀の植木の歴史は古く、なんと江戸の元禄時代までさかのぼるそうです。幕末には、長崎の貿易商たちが海外へ輸出していたとか。昔も今も、古賀の主流産業なんですね。恵比須さまからUターンして、今度は下ることにしました。ラストは、赤瀬邸の日本一のラカンマキを目指します。


写真右側の巨木がラカンマキです。明らかに周りの木々よりも大きい! 樹齢約600年というから驚きです。このラカンマキを母樹として挿し木で多くの植木が生産されているそう。圧倒的な存在感を放つラカンマキを前にすると、私なんてまだまだひよっこ。日常の悩みは塵にもならない……と思いましたが、逆に勇気が湧いてきて、復路の足取りがなんとなく軽くなったのでした。

JR肥前古賀駅~恵比須神社~赤瀬邸のラカンマキ
徒歩約1時間

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