島の細道 長崎本部取材|2015.8.4
軍艦島物語④
今ほど有名では無かった時代にも、コアなファンが多かった軍艦島。
ファンのほとんどは、本職のカメラマン、またはカメラを趣味とする人でした。
カラーで写せば青い空と群青の海、白い雲のコントラストが鮮やかに浮かび上がり、
モノクロで撮れば、風化の移ろいを味わい深く表現できる軍艦島。
一度この魅力を知ると、軍艦島に飽きる事はないとファンの皆さんは言います。
撮影可能なポイントは限られている軍艦島ですが、どこから写しても絵になるのがこの島の強みであり、魅力。
乗船前の船内からの1枚、上陸してからの激写も、迫力ある作品になることでしょう。
ところで軍艦島での撮影は、ビューポイントの多さと上陸時間の短さからくるジレンマとの戦いでもあります。
解消法の1つとして、各見学広場では列の最後尾で移動すると、撮影時間が多めに確保できます。ただし、軍艦島は崩落の危険性と隣り合わせの建物がほとんどです。ガイドさんの注意に沿って撮影を楽しんでください。