長崎市野母崎沖三ツ瀬ヒラス、口太グレ

9月に入り、朝晩の肌寒さを感じようになると、長崎県内各地からグレ釣果が届くようになってきた。10月17日に長崎市野母崎沖にある三ツ瀬に釣行することにした。 当日、フィッシングショップオガワでボイル4角とパン粉3kgを購入し、6時15分出航の光隆丸に乗り込んだ。

私たちは、6名でコブ瀬に上礁した。それぞれが釣り座についたところで、私は空いているポイント「水道」で竿を出すことにした。

釣行時の三ツ瀬では、ヒラスよく釣れているとのことなので、朝マヅメはヒラスを狙うことにして仕掛け(ウキ:ガルツの匠グレのG2、道糸:サンラインのブラックストリームマークXの6号、ハリス:ブラックストリームの6号を1ヒロ半、道糸とハリスは直結)を用意した。

 釣り座に立ち、足元にボイルをパラパラと撒いてから、マキエの中から大きめのボイルを付け、仕掛けを投入する。潮の流れに合わせて道糸を送り込んでいくと、スプールを軽く抑えていた指がはじかれ、道糸が走りだした。ベールを戻してやり取りを開始すると沖の方へと走りだしたので、狙いのヒラスのようだ。慎重に寄せてくると、狙いのヒラスが姿を現した。取り込んだヒラスは2kgほどだった。すぐに狙うと、再び当たりを捉えたが、すんなり寄ってくるので、何かな思っていると、40cmほどのイサキだった。

 しばらくすると潮の流れが変わったため、仕掛けがすぐに隣の釣り人ところまで流れてしまうようになった。釣り座を西のハナレに移動することにした。するとすぐにヒラスが当たってきて、同型のヒラスを取り込み、さらに続けてもう1匹追加することができた。


朝マヅメに仕留めた2kgクラスのヒラス

 ここで満潮が近づき、西のハナレへと渡れなくなったので休憩する。  釣り座がなかったので、しばらく「水道」でグレ狙いをしようと仕掛け(ウキ:ガルツの暁のB、その下にGPSのSサイズのG2、道糸:サンラインのブラックストリームマークXの2.25号、ハリス:ブラックストリームの2.25号)を半誘導仕掛けに変更する。 上げ潮が流れている間は、バリしか当たってこなかった。11時すぎに潮止まりを迎えて、やがて下げ潮が左から右に流れだした時に当たりを捉え、48cm、1.7kgの口太グレを仕留めることができた。


2日目、6月21日の釣果

 その後は、下げ潮の流れが速くなったので、再びヒラス狙いに切り替え、納竿の17時までに2kgクラスのヒラスを3本追加することができた。

 今後、三ツ瀬では、11月になるとヒラスがサイズアップしていき3kgオーバーが釣れるようになるだろう。さらに、グレの釣果も期待できるので、釣行してもみてはいかがだろうか。

 
この日に上礁した三ツ瀬の「コブ瀬」             お世話になった「光隆丸」

クラブの春季大会で五島福江島に行ってきました。

1日目の2015年6月20日(土)は、椛島方面へと展開し、オゴ瀬の地に上礁した。この日、私は人生初めてのイシダイ釣り。仕掛けを用意して、エサは、ガンガゼとサザエを用意した。

釣り始めてしばらくすると、竿先にガツンガツンとイシダイがエサをつついているとき特有のアタリがあり、竿が舞い込んだ瞬間に合わせを入れるが、初めてのため上手く合わせることができずに針ハズレでバラしてしまった。結局、その後は、当たりを捉えることができず、納竿となってしまった。

2日目の6月21日は、福江港を午前5時に出港し、福江島西岸沖の鴨島・ホゲ島を目指し、私はホゲ島に上礁した。

マキエと仕掛け(道糸:サンラインのブラックストリームマークXの1.75号、ハリス:ブラックストリームの1.75号、ウキ:ガルツのg-beatのG2、GPS(Sサイズ)のG6を使用した半誘導仕掛け)を用意した。  

早速釣り始めるが潮も緩く、ポツポツと当たってくるのは、30~35cmの口太グレだった。しばらくすると、少し潮の流れが速くなってきたので、ガン玉のG7をハリ上50cmのところに1つ取り付けた。すると40cmオーバーの良型イサキが当たってきた。


40cmオーバーのイサキ

続けて同型のイサキや37~8の口太グレが当たってきた。その後は、11時頃から下げ潮に変わったが、相変わらずポツポツと30~35cmの口太グレ、35~37cmイサキが当たってくる。

正午を過ぎた頃から流れが反対方向へと変わり、それと同時に納竿までは、イサキの幼魚であるウリ坊が入れ食い状態になった。釣ってはリリースを繰り返し、状況が変わりそうにないので早めに納竿した。


2日目、6月21日の釣果

お世話になった瀬渡し「せいわ」

6月21日に上礁したホゲ島

長崎編特別寄稿 奥野賢志

<渡船の問い合わせ先>
渡船:せいわ(荒木船長)TEL:090-4773-7938
料金:要問合せ(エリアによって異なる)

どこからともなく現れる達人たちに学べ!

秋の行楽シーズンがやって来た! 何をしようかとご思案中のアナタ、釣りに挑戦してみませんか? 今回の釣りスポットは、先月に引き続き、大村湾に面した喜々津シーサイドに行ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初心者でも釣りやすそうな足場。大村湾は内海で波が穏やかだからか、あのゴッツいテトラポットが行く手を阻むといった雰囲気は薄い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

釣り人がいたので、お話を伺っていると、20分もたたないうちにヒット! 竿がしなる、力が入る!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ん? もうひとりオジさんが網で魚をたぐり寄せてくれました。オジさんも釣りが好きで、よくココで釣っているそう。今日は「釣っている人がいるかな」と思い、ちょっと立ち寄ったらしい。

 

 

 

 

 

 

 

右のオジさんがもともと(?)の釣り人、左のオジさんが手伝ってくれた人。お互い、こちらで顔見知りになったそう。それにしても、お二人のチームワークが素晴らしかった。まさに阿吽の呼吸で。まるで何もいわなくてもお茶が出てくるような、長年連れ添った夫婦のよう!?

 

 

 

 

 

 

 

ホントに今さら私、気づきましたが、釣りにタオル、必要ですね。魚って手で捕まえるとすべるし、トゲがあったりして。なかなか針をとる時って難しい。汚れていいタオル、必須。

 

 

 

 

 

 

 

メイタ、ゲット! これでもなかなか大きいと思いますが、オジさんはその上のチヌを狙っているそう。

 

 

 

 

 

 

 

ギャー、フナムシだ。女子みたく驚いてみましたが、実は私、虫はわりと平気。オジさんいわく、昔はこのフナムシを魚のエサにしていたそう。一度、中へ入ったら出られない特殊な壺に集めていたんだって。虫が嫌いな方は、想像したくない情報でしたね……。

 

 

 

 

 

 

 

網で手伝ってくれたオジさん以外にも、またひとり、またひとりとオジさんたちが寄ってきて、貴重な釣り情報をピンポイントで教えてくれた。すごいな~、達人たちは。そして、静かに去っていく――。

 

 

 

 

 

 

 

今度はボラが釣れました。立ち寄ったオジさんらの情報を頼りに釣っていた釣り人は、ほぼ入れ食い状態になっちゃった! 満潮になりかけの、いいタイミングでもあったみたいですけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

飛行機の腹(?)も見られる喜々津シーサイド。次々にどこからともなく現れる達人たちのいうとおりに釣っていれば、楽勝か!? あ、運が良ければスナメリも見られるそうです❤

 

諫早市喜々津シーサイド

JR喜々津駅から車で約3分

 

ジャパンカップ グレ 九州D大会(平戸宮之浦)参戦!

日本には、様々な釣具メーカーが存在している。大手メーカーでは、グレやクロダイ、キスなど、様々な釣りのターゲットに応じたトーナメント(釣り大会)を毎年開催している。 トーナメントには、1日で大会が終了し、優勝者を決定するものや、地方予選を行い、予選を勝ち上がった者でブロックでの地方大会(セミファイナル)を行い、さらに勝ち上がった者で全国大会(ファイナル)を行い、優勝者を決定するものがある。

私は、釣り糸メーカーであるサンラインが主催する「サンラインカップ グレ 宮之浦大会」と総合メーカーであるシマノが主催する「ジャパンカップ グレ 九州D大会(平戸宮之浦)」に参加した。 サンラインカップは、6月6日に平戸市宮之浦で125名参加のもと開催された。競技は、制限時間内に釣り上げた25cm以上のグレ(クロ)5匹の総重量で競われた。この大会は、1日で大会を終了し、優勝者を決定する大会である。


上礁した高島の長手のハナの地

私は、志々岐崎の二のハエのハナレというところに上礁したが、朝から波が高く、満潮が近づくと危険な状況となってきたので、瀬替わりした。つづいて上礁したのは、高島の長手のハナの地で、釣れるサイズは、規定の25cmに満たない23cmほどのグレばかりで、競技時間終了までに釣ることができたのは、30cmほどの口太グレだけだった。

 
釣り上げた口太グレ

 

港へ戻ると検量が行われ、優勝は5匹で5.18kgだった。


表彰式の様子

シマノのジャパンカップ九州D大会は、6月13日に平戸市宮之浦で約200名参加のもとに開催された。本大会は、九州地区の予選となっており、勝ち上がると10月に大分県で開催されるセミファイルの九州大会に出場することができる。さらにセミファイナルで勝ち上がると、五島市で行われる全国大会に出場することができる大会である。

競技は、サンラインカップと同様に釣り上げた25cm以上のグレ(クロ)5匹の総重量で競われるが、順位決定方法は、単純に重量順というわけではなく、抽選により振り分けられた渡船毎にその中の1位を選出し、各渡船の1位同士で順位を決める「横取り方式」となっている。横取り方式とは、A渡船とB渡船があった場合に、A渡船の2位の者がB渡船の1位より魚の総重量が重くても、B渡船の1位が順位で上位となる。

つまり、たくさん魚を釣っていても渡船の中で1位にならなければ上位にはいけないというルールである。これは、渡船毎に選手が上礁するエリアが異なるため、釣果に差やバラツキがでてくるので、それは解消することを目的としている。 私は、高島にあるモトバンに上礁した。上礁後は、抽選順に場所を選ぶのだが、3人での瀬上がりだったが、私は最後だったので1番潮上で釣ることとなった。


上礁した高島のモトバン

競技時間開始とともに釣り始めるが、潮の流れが一定でなく、苦戦しながら20~25cmのグレの中から上げ潮の止まりかけにオナガグレの38cmくらいを1枚釣ることができたが、20~25cmのグレやイサキが釣れる程度で時間だけがすぎていった。

納竿20分前には、40cmジャストの口太グレを仕留めることができ、そして納竿2分前に本流を流していると、道糸が一気に走り出すあたりを捉えるも上がってきたのは、40cmオーバーの良型のイサキだった。普段の釣行ならば喜ぶところだが、競技では・・・。

結局、私は5匹重量2,500gぐらいで、渡船1位は、約2,900gだった。

 


6月13日の釣果

夏の曇り空の日が狙い目

今回の釣りスポットは、西彼杵郡時津町をご紹介します。内海の大村湾に面した漁場なので、波も穏やか。しかも、大村湾は、夏が釣りシーズンなんですって! 長崎市街地から車で30分ぐらいなので、気軽に釣りも楽しめそうですよ。さっそく、地元でメジャーな釣りスポットへゴー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

町内の中でも、工業地帯の6工区・7工区・8工区と呼ばれるエリアが有名どころ。以前、このコーナーでも7工区はお邪魔したことがあるので、今回は6工区へまず、足を運んでみることに。すると、推定50~60代のオジさんが釣りをしていました。話を聞くと「ここより、8工区が、もっといっぱい釣り人がいるよ」との情報をいただきました。じゃ、なんでオジさんはここで?と図々しく聞いてみたところ、「逆に人が多いところは苦手で」とのこと。1人になりたいときってある、ある。海を見ながら、静かに釣る――これだけでも、心が穏やかになりそう。ごめんね、オジさん。お邪魔しちゃいました。

 

 

 

 

 

 

 

1人になりたいオジさんが、それでも親切に教えてくれた8工区は、写真の船のところ辺りです。雨模様だったので、後日、行ってみることに。

 

 

 

 

 

 

 

8工区は、時津町の先久留里といわれる、海側へ向かったところです。あ、1人、オジさんが帰ろうとしている。待ってくださ~い! この日は、午前9時頃で、すでに強烈な日差しが。釣り人も少なかったみたい。

 

 

 

 

 

 

 

あえなく、2人中1人、オジさん退却……。アジゴを狙っていたそうです。どうやら、ほどほどの釣果があった風。一方のオジさんに、ズケズケとお話を伺うことにしました。おー、もう魚群が見えている!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日はちょっと晴れすぎたからね。ここらへんは、曇りの日がよく釣れるんだよね」とのこと。ありゃ~、そしたら6工区に行った日に来ればよかったのかも。軽く、後悔。――気を取り直して、再びオジさんに話を聞きました。オジさんは、チヌ狙い。本当は、4、5月がチヌも丸々と太っているそうですが、夏場でもなかなか大きいのが釣れるみたい。ほか、メジナやボラなど、釣れる魚の種類も豊富。最近、よく8工区で釣るそうで、何が釣れるのかとか、釣り方とか、美味しい食べ方まで、ここで釣っている人に教えてもらったとか。「ボラの味噌煮が美味しいと聞いて、奥さんに作ってもらったら、本当に美味しかった! 大村湾のボラは、程よく脂がのっていて、臭みもなかったよ」だそう。う~ん、それは美味しそうだ!!

 

 

 

 

 

 

 

オジさんは、撒き餌をして釣る作戦で、すでに1匹、チヌを釣っていました。正直、なんか余裕あるなと思っていたら、釣っていたんですね……。写真ではよくわかりませんが、40cmぐらいはあるみたい。

 

 

 

 

 

 

 

私が、根掘り葉掘り釣り話を伺っていたら、魚が警戒して、まったく当たりが出なくなったので、心苦しくなり、退散しました。オジさん、ごめんね。またしてもオジさんに迷惑をかけちゃった、2人もね……。あ、前に見た砂の山だ。もちろん、砂山エリアは立ち入り禁止。ですが、この風景を目印に、夏の大村湾で大物ゲット!してみてくださいね。私、お邪魔しませんから、安心して❤釣ってください。

 

西彼杵郡時津町先久留里・8工区

長崎市街地から車で約30分

福江大立神で口太グロ爆釣。

4月11日に五島列島福江島へと会社の同僚と釣行した。私は、前日の夕方のフェリーで福江島入りし、早朝から玉之浦へと車を走らせた。 6時前には、大鳥丸が出港する玉之浦港に到着し、準備を済ませて荷物を積み込み、6時15分に玉之浦港を出港した。 玉之浦港を出ると北風が吹いているので、西側の磯を避け船は南下していき、大瀬崎灯台付近から瀬付けを開始し、私たちは、「大立神」へと上礁した。


上礁した大立神

 

マキエと仕掛け(道糸:サンラインのブラックストリームマークXの1.75号、ハリス:ブラックストリームの1.75号、ウキ:ガルツの匠グレの2B、GPS(Sサイズ)のBを使用した半誘導仕掛け)を用意し、ハリスにはガン玉のG7をハリ上50cmのところに1つ、ウキ止めを3ヒロのところにつけた。 マキエを足元と小立神の周りに入れてから、仕掛けを投入し潮に合わせて少し張り気味に仕掛けを流していくと、穂先にコツンと当たりがあったので、すかさず竿を立てるだけの合わせを入れる。久しぶりのグレの引きを楽しませてもらい取り込んだのは、40cmオーバーの丸々とした口太グレだった。


1尾目の口太グレ

 

続けて、タナを調整しながら探っていくと、3~5ヒロのタナで調整しながら釣っていくと、30~40cmのクチブトが1投毎に当たってくるので、35cmオーバーだけキープしていく。

10時をすぎると、小立神の沖側を本流が勢いを増して流れ始めた。この潮の流れなら尾長グレが当たるかも、と思い、ハリスの中間にG6のガン玉を追加して、本流を狙ってみる。小立神の周りと引かれ潮にマキエを撒いてから、本流の中に1杯、仕掛けを本流に投入してから、ウキの周りに数杯撒いて流していくが、数投してもツケエが盗られないので、直結部にガン玉のG5を追加することにした。すると、30mほど流したところで道糸を引っ張るような当たりがきたので、穂先でききながらアワセをいれる。本流の重みも喰わって重量感たっぷりの引きを楽しませてもらいタモ入れしたのは、43cmの口太グレだった。続けて40cmの口太グレが当たってきが、狙いの尾長グレではないので、直結部のガン玉をG5からG6に変更して少し浅いタナを意識して狙うことにした。

仕掛けを投入して、時折張り保つことを意識しながら流していくと、パラパラと出ていた道糸の出方が遅くなったので、スプールに指を当てて道糸の出を止めていると、穂先を押え込むと同時に道糸が弾かれるアタリがきた。先ほどよりも鋭い引きで、磯際まで寄せてきてからも幾度となく突っ込みをみせる。数度の突っ込みをロッドワークで交わし、取り込んだのは45cmの尾長グレだった。

午後からの下げ潮も上げ潮と同じ方向にゆっくりと流れている。仕掛けを投入すると、ツケエだけが盗られるので、仕掛けを変更することにした。ウキを匠グレから巧派グレ(Mサイズ)の0号にGPS(Sサイズ)のG5とし、ハリスもVハードの1.5号に変更した。タナは、再び3ヒロからスタートすることにした。

早速、30~35cmの口太グレが釣れてくるので、タナを半ピロほど深くして、マキエを仕掛けの投入点に先打ちし、間隔をあけて潮上側にずらしながら3杯ほど撒いてから仕掛けを投入する。そして再びウキの潮上にマキエを2杯ほど撒いてから仕掛けを流していく。すると、ウキの頭を抑えるだけの当たりがあったので、穂先で誘ってやると、巧派グレが海中へと消し込んでいった。

竿を立てると重々しい引きをゆっくりと楽しんで取り込んだのは、45cmの口太グレだった。 この後、下げ潮が動くことはなかったが、30cm~40cmの口太グレが退屈しない程度にあたってきた。

 


45cmの尾長グレと口太グレ

 

納竿は、午後5時だったが、4時すぎには納竿し、磯を洗い流し回収の船に乗り込んだ。

長崎編特別寄稿 奥野賢志

  

<渡船の問い合わせ先>
渡船:大鳥丸(永尾船長)
TEL:090-1165-0091
料金:4,000円

マップ

紺碧の海を眺めつつ釣り三昧

日中の気温もグッと上がり、夏らしい天気が続く長崎。みなさま、ごきげんいかがですか? 今回の釣りスポットは、コバルトブルーの海を眺めるだけで気分も上がる雲仙市小浜町に行ってみましたよ。

 

 

 

 

 

 

 

雲仙市小浜町といえば、町のあちこちに見られる温泉の蒸気が気になります。近頃では、浸かる温泉以外にも発電などに活かしたりして、有効活用しているって聞いたことある。その中のひとつが、蒸し釜やさん。カニや野菜などを蒸して提供してくれるところです。食材を蒸すと、さらに旨味を増すっていうし。イベント性も高いので、夏の思い出にぜひ。

 

 

 

 

 

 

 

以前、小浜のマリーナあたりで釣り人を見かけたことがあったけど、この日はいなかったので、雲仙署近くにある「港の広場」の波止場に行ってみると……オ~ッ、釣り人発見。

 

 

 

 

 

 

 

防波堤を渡ってみると、意外どころか、高所恐怖症な私にとっては相当高かった。ちゃんとはしごがあるので、わざわざ上って行かなくてもいいんです。上った後、気づきました。

 

 

 

 

 

 

 

波止場周辺は、工事中でしたが、通れました。砂の山が砂漠に見えてきた……。

 

 

 

 

 

 

 

後で聞いたのですが、お2人は知り合いでもなんでもないらしいです。でも、同じ趣味の釣りの話で盛り上がりそうな距離。実際、仲良さげでした。人と人とのコミュニケーションツールとして釣りって最適なのかも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さっそく、上写真の左側のオジさんに、いろいろと話を聞いてみました。島原半島は海に囲まれているから、特定の釣り場に行くというより、自分好みの場所を探すといった感覚なんだとか。島原半島をぐるり1周して、釣り旅をしたこともあるそうです。「若い時は、絶対釣ってやる!って意気込んでいたけど、今は違う。釣り方に余裕が出てきた気がする」とも。年齢を重ねて、釣りの楽しみ方が変わってくる。大人になるのも悪くない、ですね!

 

 

 

 

 

 

 

オジさんは、ガツガツしなくなったら、当たりだした!? 8時頃から来て、只今10時ちょいすぎ。すでに立派な魚を2匹ゲットしていました。自然に任せる大人のゆとり戦法とでも名付けましょうか――なかなかの釣果ですな。

 

 

 

 

 

 

 

「私も初めてこういう赤い魚を釣ったもんねぇ。何やろか」とオジさん。ちなみに、オジさんが狙っていたのはメイタ、できればチヌ。実は、先週もここに来て、大きいのが釣れたそう。丸々と太って美味しそうだ~。

 

 

 

 

 

 

 

立派な魚を見せていただき、なんだか自分が釣った気分になりつつ、波止場を去ろうとすると、やたら人なつっこい蝶々に出会いました。久々に見たなぁ。小浜の海に似合う、淡いグリーンの夏色した蝶々でした。写真がちょいとブレましたが。

 

 

 

 

 

 

 

港の広場から蒸し釜やさんに戻ると、この看板を見つけました。観光釣りもできるそうです。ビギナーの方は、この夏、トライしてみてはいかが?

 

雲仙市小浜町港の広場

長崎駅~小浜町まで車で約1時間半

 

五島列島福江島沖の黄島グレ釣行

11月11日に長崎市野母崎沖の三ツ瀬に釣行した。船長の話では、水温が安定しないせいか、全体的に食い渋っているとのことである。

渡船:おうしま                       上礁した中美漁の水道

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五島列島福江島の玉之浦のグレ釣行。

2015年2月28日、今シーズン初めて五島列島福江島の玉之浦に行ってきました。午前7時、私たちは福江島の玉之浦港から大鳥丸に乗り込み出港し、一丁綱に上礁した。


〈上礁した一丁綱〉

 

朝の下げ潮では、潮がフラフラとして安定しなかったので、軽めの仕掛け(匠グレや巧派グレのG2)でツケエを上層からゆっくりと落としていく釣り方だった。潮の動きが悪くても、そこは、さすが五島!という感じで、ポツポツと30cmから40cmほどのグレが当たってきた。

午後、上げ潮の時間帯になると潮が動き出し、活性が上がったのか、入れ食いになりながら40cmオーバーの口太グレを釣ることができた。この時の仕掛けは、浮力のあるウキ(匠グレの2B)でしっかりとタナをキープすると当たりがでやすく釣果が良かった。

残念ながら大型のグレは当たってこなかったが、最大で42cmを筆頭に30枚以上のグレを釣ることができ、納竿となった。

 

〈40cmオーバーの口太グレ〉

 


〈釣果〉

ながさき 島ステーション 長崎大漁旗!長崎編特別寄稿 奥野賢志

畝刈エリアは釣りパラダイス

「長崎水産って書いてあるところでよく釣っているよ」――と釣り人に教えてもらった場所が今回の釣りスポット。長崎市・畝刈エリアをご案内♪

 

 

 

 

 

 

 

港へ行くと、釣り人ではなく、カモがお出迎え。たとえ釣りで坊主になっても、カモがそっと癒してくれそう。

 

 

 

 

 

 

 

以前、釣り人に聞いたところはココでした。ホントに「長崎水産」の建物の真向かいに、釣りスポットがありました。今の季節、イカが釣れることでも有名なんですって。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

麦わら帽子が素敵なオジさんに、いろいろと聞いたところ「最近、あまり釣れなくなったけど、昔、2、3㎏のイカを釣ったことがあった」とのこと。こちらの釣り場は、早い人で朝5時(!)から来ているそう。

 

 

 

 

 

 

 

麦わら帽子オジさんほか、釣りを楽しむ方が10人ほどいたので、話を伺ってみることにしました。「あの防波堤がなかったときは、よくイカも釣れたけどね」という声も。防波堤がなかったら災害が怖いし、作ったら作ったで生態系が崩れるだろうし。ヒトと自然が上手く共存するって難しいですよね。

 

 

 

 

 

 

 

畝刈の釣り場といっても、その範囲は広い。今度は、橋を渡り、水産試験場方向へ車を走らせてみることにしました。

 

 

 

 

 

 

 

見た目にも強固なフェンスが立ち並び、ヨソの波止場と違った雰囲気を醸し出していました。ここのエリアを通り抜けると……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさに釣り場、といった感じの好ポイント発見しました! 程よい間隔で、思い思いに釣りを楽しむ姿が印象的。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さっそくオジさんにプチインタビュー。オジさんのポリシーは「エサ代を安くしていかに釣るか」だそう。私がカメラを向けると、運悪く小さいアジが引っ掛かってしまい「あら、これは小さかったね」と苦笑い。なんだか、すみません……。「瀬渡し船もあるけど、船代が高いからね。いっそのこと、がんばランド(近くにある直売所)で買った方が、新鮮で安いよ」と冗談も上手いオジさんでした。

 

 

 

 

 

 

 

面白オジさんのエサはエビ。細かい手作業だ~。不器用な私だったら、この時点でもう、がんばランドに直行しそう(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

まだまだ先に釣り場がありそうだったので行ってみました。公園があり、トイレも完備された釣り場がありました。

 

 

 

 

 

 

 

写真のご一家は朝6時半頃に来たそう。それでも遅い方だったとか。釣りも楽しんで、ピクニック気分も味わうって、アウトドア大満喫でいいなぁ。畝刈は、釣り人にとってパラダイス!ですね。クロ狙いのお母さんは、器用に2本の釣り竿を同時に操っていました。釣りを幼い頃からしていた方は、独自のスタイルを確立している!

 

 

 

 

 

 

 

あれ、さっきのカモ?? と思ったら、こちらのエリア専属(?)のカモでした。デジャヴかと思った。奥の方が釣り竿2本を同時に操るお母さんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のんびりと釣りを楽しまれているなと思ったら、もう大体釣っちゃっていたとのこと。うわ~、立派なクロ! お母さん、釣りの達人なのね……とただただ敬服するのみの超ビギナーな私でした。

 

長崎市畝刈エリア

長崎市街地から車で約10分