島のお祭り 十日恵比須

恵比須さまといえば商売繁盛を祈願することで有名ですが、もともとは漁業の神様で対馬の漁村にはたいていお祭りしてあります。

ここ対馬の高浜漁港でも新春恒例の十日恵比須、豊漁祈願祭が執り行われました。

 

1月10日の朝、高浜漁港の十日恵比須は、所属漁船がフライ旗(漁師さんの言葉で大漁旗の意味:英語のフラッグが語源)を掲げ、海上パレードからスタートします。

隊列を組んで出航した漁船は沖を一周し、フライ旗をなびかせながら入港。

漁船のパレードが終了すると高浜漁協脇の恵比須神社に漁業関係者、島外の魚市場関係者、海上保安部、など大勢の方が集まり神事が執り行われます。この時、神官が所属漁船の船名を一艘づつ読み上げて大漁と航海の安全を祈願しました。

神事の後は、紅白のもちが撒かれ、参拝者の方達が嬉しそうに頂いていました。そして、もち撒きの後は「エベス!(エビス)」と言いながら生かしておいた魚やイカを海に返す放生会で幕を閉じました。

これで今年の豊漁は間違いないですね。
釣師の皆様もお参りしてみては如何でしょうか?ご利益ありそうですよ!

名称:十日恵比須、豊漁祈願祭
場所:対馬市美津島町高浜
アクセス:厳原から国道382号線を北上。車で10分
期間:毎年1月10日午前中


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