対馬には、九州本土には見られない対馬固有の植物が自生しています。
毎年、初夏になると黄色い花を咲かせるハクウンキスゲもそのひとつです。
対馬で紅葉がきれいな場所といえば上対馬町の舟志川(しゅうしがわ)沿いが、紅葉街道として有名なんですが、厳原から北に約70km離れていて車で1時間30分ほどかかる為、近場で紅葉狩りが楽しめる場所を探してみました。
皆さんは「ひとつばたご」という木をご存知でしょうか?
海外では中国や朝鮮半島の東アジア。日本国内では対馬と愛知、岐阜などに自生しており、毎年5月になると真っ白い花を咲かせる落葉高木です。
対馬の北端にある鰐浦(わにうら)では、ひとつばたごの開花に合わせ、ゴールデンウィーク中に「ひとつばたご祭り」が行われます。
毎年、夏至と冬至の夜に電気を消してスローな夜をというコンセプトで全国で行われている「100万人のキャンドルナイト」。ここ対馬の厳原でも城下町らしい趣向を凝らしたキャンドルナイトが毎年、開催されています。
訪れる人もほとんどいない寂れた展望台から景色を眺めていたら、亡き父と子供の頃に交わした会話を想いだしました。
対馬の方言:なして・・・なぜ、どうして
私が幼い頃、祖母に聞いた話。
「うちが10歳の頃、沖をクジラが通りよるて聞いて野良(やら)まで駆けて行って見たのを覚えとる。親子のクジラで親はおおけなかったよー(大きかったよ)。」
明治40年生まれの祖母が10歳といえば大正15年、95年前の出来事です。