あじさい祭り あじさいロードウォーキング

あじさいロードウォーキング01

 梅雨のこの時期、日本全国であじさい祭りが開催されていますね。対馬でも毎年6月には、対馬北西部の上県町佐護であじさい祭り、あじさいロードウォーキングが行われています。会場に着くとブンブンと空からエンジン音が聞こえるので、流行のドローンで空撮でもしてるのかと見上げると、エンジン付きのパラグライダーが鯉のぼりをヒラヒラさせながら飛んでいました。

あじさい祭り05

ウォーキングコースは湊浜シーランドステージから異国の見える丘展望台までの往復5km弱。対馬海峡を見下ろし、色とりどりのあじさいが咲き誇る中、大勢の方がウォーキングと景色を楽しんでいました。

あじさいロードウォーキング02

 コースには対馬市のご当地キャラクター、ツシマヤマネコのツバキ?(後ろ姿でよくわかりません)が、子供たちに手を振ったり記念撮影に応じたりと大活躍!子供から大人まで楽しめるイベントですね。

あじさいロードウォーキング03

 祭り会場の湊浜シーランドステージでは、テントが並び、焼き鳥やお好み焼き、うどんなどが販売されお祭りらしい雰囲気の中、ここ佐護の名物として普段は目にすることが無い「うむしもん」を地元の方たちが販売していました。これはお祝いや行事のときに作られてきた餅菓子で、ほんのりと甘く、食紅で色が付けてある様子は、あじさい祭りのお土産にぴったりですね。

あじさい祭り01

あじさい祭り02  あじさい祭り03

対馬特派員 鍵本泰志

名称   あじさい祭り あじさいロードウォーキング

日程   毎年6月 2015年(平成27年)は6月21日に開催されました。

会場   長崎県対馬市上県町佐護 湊浜シーランドステージ グーグルマップ  厳原から66km 車で1時間30分

主催   あじさい祭りパラグライディング対馬大会実行委員会

魚といえばこれ!久田で見つけた「対馬のアジ」

 

鯵(アジ)!日本全国一年中スーパーや魚屋さんでその姿を見ることが出来る鯵ですが実は5月から7月までが旬。

旬の鯵は冬の鯵よりも少し小振りですが脂が乗っていてお刺身などにするととても美味しいんですよ!

 

この日、厳原町の久田港にある桟橋で見つけた釣り人さんも鯵を釣っていらっしゃいました!

ちなみに、釣り人さんの使っている仕掛けはサビキ。

防波堤からの釣りに適した仕掛けで、オキアミを詰めた重り付きの籠の上に疑似餌針が付けてある仕掛けです。

 

クーラーボックスを見せていただくと、大きな鯵が。

桟橋からでもこのサイズが釣れるなんて!

このように気軽に挑戦できるサビキを使った鯵釣り、一度挑戦してみてはいかがでしょうか!?

 

対馬特派員 鍵本拓弥

対馬県直(つしまあがたのあたい)の墓? 矢立山古墳群

矢立山古墳群全景

 矢立山古墳群(やたてやまこふんぐん)

 今回のご利益ヨロシク!は、激動の7世紀に倭国の中央集権と対馬の密接な繋がりを感じさせる古墳をご紹介。

やってきたのは、西海岸にある矢立山古墳群。九州全域が梅雨入りした中、この日は晴天に恵まれ絶好の取材日和となりました。(取材日は6月4日)

 矢立山古墳群 入口ゲート  矢立山古墳群 石段

 県道44号線沿いにある矢立山古墳群の入口は、イノシシや鹿が入って来れないようにゲートが設置されていました。木の杖が何本も用意されていたので、それを手に山の中腹を目指して登っていきます。この日は暑かったので半袖を着ていたのですが、この登りでは大量の羽虫がいました。行かれる方は、長袖、長ズボン、首にタオルなど対策を講じた方が良いですよ。

フゥフゥ言いながら登ること10分、古墳がある地蔵壇に到着。 日当たりが良い開けた場所に3基の古墳があります。

矢立山古墳群 1号墳2

(1号墳)

矢立山古墳群 2号墳

(2号墳)

 この古墳群。日本書紀にもその名が記されている対馬の豪族、下県直(しもあがたのあたい)一族のものといわれています。7世紀当時、朝鮮半島には「高句麗」「新羅」「百済」の三国があったのですが、中国の「唐」が「新羅」と組んで「百済」を攻め滅ぼしました。

「唐」の支配下にあった「百済」では反乱軍を組織し、倭国に応援を求めます。それを受け倭国は、27,000人の兵を博多港から壱岐、対馬を経由し半島へ送りました。その結果、半島南西部の白村江の戦いによって倭国と百済の軍勢は大敗。倭国は唐や新羅が攻めてくることを想定し、西九州や対馬に防人を配置します。対馬が防衛の最前線になったことや、金田城(かねたのき)築城の協力などで朝廷は、この豪族を有力視しました。

 この古墳群が、対馬県直一族のものとされる理由に、7世紀当時の最新の墓である方形段築墳であること。棺桶には鉄釘が使用され、朝廷から有力な豪族に下賜された金銅装太刀、銅鋺が副葬品だったことが挙げられています。

入口ゲートの説明文によると、この場所は「蔵風徳水の地」といわれる風水思想に基づいているらしく、良い気が集まる場所とのこと。観光地ではありませんが、対馬に来られた際は、訪れてみてはいかがでしょうか?

対馬特派員 鍵本泰志

名称     矢立山(やたてやま)古墳群  グーグルマップ

場所     長崎県対馬市厳原町下原矢立

アクセス  厳原市内から国道382号線を北上。厳原中学校前の桟原交差点を左折し、県道44号を西方向へ進む。厳原から18.6km、車で30分。

対馬のお土産 対馬海流が育んだひじき

ひじき干し

 毎年4月から5月にかけて対馬の漁村では、ひじきを干している光景が見られます。対馬は古くから極上のひじきが採れていました。刈り取られたひじきは、大きな鉄釜で数時間煮た後、天日干しされます。

今回の愛しの島グルメは、先月オープンしたふれあい処つしまの特産品コーナーへおじゃまし、観光客に人気の干しひじきと新製品をご紹介します。

長ひじき

長ひじき 40g入 税込540円

 水でもどして煮物はもちろん、ハンバーグに混ぜ込んだり、和風ドレッシングをかけてサラダとして食べても美味しいひじき。軽くて長期保存がきくので観光客の皆様にも人気の商品です。よく対馬の人は、島外へ住む親戚や知人に魚を1本丸ごと送ったりしますが、これは魚を捌くことに慣れた人じゃないと頂いた方も迷惑ですよね。そういう場合も、ひじきやあおさのような乾物なら喜ばれると思います。

 

鯵のいりこ酢 酢昆布 椎茸佃煮

鯵いりこ酢30g税込162円 60g税込270円    りんご酢昆布10g税込162円   だし醤油の素 税込626円

次に紹介するのは、新商品の鯵いりこ酢と酢昆布。どちらもりんご酢が使用されていて、爽やかな味付けになってます。お子様のおやつやお酒のおつまみにぴったりですね。

あと、新商品では無いのですが、面白いのは「まるごと対馬だし醤油の素」 容器の中にはアナゴ、鯵、椎茸の乾物が入っていて、お好みの醤油を注ぎ1晩寝かせると、だし醤油が出来るというもの。これは我が家で何度もリピート買いしているのでおすすめですよ。

こうして色々な商品を見ていると対馬は、食材の宝庫ですね。皆様も対馬へお越しの際にお土産でご購入されてはいかがでしょうか。

対馬特派員 鍵本泰志

 

取材協力  観光情報館ふれあい処つしま google map

住   所  〒817-0021 長崎県対馬市厳原町今屋敷672-1

営業時間  特産品の間 9:00から18:00  観光案内所8:45から17:30  観光の間  9:00から17:00

ホームページはコチラ

ふれあい処つしま

 

 

 

浅茅湾に浮かぶ島 島山島

長崎県対馬市美津島町島山島恵比寿鼻

(島山島 恵比須鼻)

 対馬には本島以外に人が住んでいる属島が五つあります。今回はその中でも一番の大きさを誇る島山島をご紹介。

対馬の中央、浅茅湾に浮かぶ島山島。この島で暮らす人々は、平成6年にあそうパールブリッジが出来るまで、買い物や通学は船に頼っていました。この橋が架かる瀬戸を狭瀬戸といい、橋の上からは風光明媚な対馬らしい景色が堪能できます。

あそうパールブリッジ

(あそうパールブリッジ)

あそうパールブリッジからの狭瀬戸 

橋の欄干や歩道には、対州馬やツシマジカ、真珠やツバキなど対馬の生物や植物、特産品などが、レリーフやタイルで紹介されています。

あそうパールブリッジ欄干  あそうパールブリッジ歩道

 橋を渡ると島山島ですが、集落まではさらに3kmほどあります。静かな漁村の風景が広がる中、湾内に目をむけると、対馬の海を見慣れている私でも驚くほどの透明度。キラキラ光る小魚の群れや、30cmほどの魚の群れが肉眼で確認できました。たまには日頃の喧騒を忘れ、海を眺めながらボーっとするのも良いですね。

島山島集落

島山島 湾内

対馬特派員 鍵本泰志

名  称   長崎県対馬市美津島町島山 グーグルマップ

アクセス  厳原町内から国道382号線を北上、浅茅パールライン入口を左折。厳原から24.4km。車で45分。