対馬特派員 鍵本 拓弥
今年も地蔵盆がやってきました。この日、夕方6時頃から浴衣を着ておめかしした子供たちは、町内30ケ所以上に祀られている地蔵堂を巡り、無病息災を願い小さい手を合わせます。
お参りした後は、お菓子を貰えるのですが、天台宗のお寺、醴泉院では恒例の流しソーメンで子供たちをもてなすことが知られており、大勢の参拝客で賑わっていました。汗ばんだ体に冷たいソーメンが美味しそうですね。
いつもは町内放送で、午後6時ごろに車に気を付けて家に帰るよう促される子供たちも、この日は思いっきり夜遊びが出来る日とあって、町内にこんなにも大勢の子供がいたのかと驚くぐらいの人出でした。皆がこの楽しい思い出を忘れずに次の世代へ引き継いでもらいたいものです。
対馬特派員 鍵本泰志
名称 地蔵盆
日時 毎年7月24日 午後6時から
場所 厳原町内の各地蔵堂、お寺
対馬の南端、豆酘(つつ)集落に古くから語り継がれる美女伝説。今回は美人に生まれてきたが為に、自らの命を絶った鶴王御前の物語をご紹介。
美女塚の横に、その由来があるのですが、写真では読みにくいので書き写したものも掲載します。
采女(うぬめ)とは、朝廷で天皇やその家族の身の回りの世話をする女官のこと。その条件は容姿端麗で高い教養が必要とされていました。どちらも持ち合わせていた鶴王御前ですが、物語では、郷里に残していく老いた母親が心配で村を出てすぐに自らの命を絶ってしまします。その際に今後、豆酘には美人が生まれぬようにと願うのですが、その願いは神様に聞き入れられたのでしょうか?
昔から豆酘には美男美女が多いということは言われていました。確かに私のような胴長短足の日本人体型ではなく、すらっとバランスのとれた体型の方が多いようです。美人となると鶴王の時代と現代では基準が違うでしょうから一概に言えませんが、美人は結構な確率でいるのではないでしょうか?
豆酘にハギトージンという仕事着があります。色々な柄を組み合わせた筒袖のこの着物、美女塚伝説とあわさって、美人に見られないようにツギハギの仕事着を着ていたと伝わっていますが、昔の写真などを見ると、実際はそれぞれの娘たちがパッチワークの着物で、おしゃれを競っていたように感じます。
悲しい物語の美女塚伝説ですが、現在は公園や駐車場が併設されて、訪れる方も多いようです。対馬へ来られたらぜひ、こちらをお参りしてください。美人になれる!かもしれませんよ~
対馬特派員 鍵本泰志
名称 美女塚 グーグルマップ
厳原市街から車で41分18.9km
住所 長崎県対馬市厳原町豆酘
長かった梅雨も終わり、暑い夏がやってきました。この季節は冷たい清涼飲料水を飲む機会も増えますが、甘いものは砂糖が多く含まれているので、出来るだけ控えたいもの。そこで今回ご紹介するのは、対馬産のブルーベリー「島の瞳」を使ったTSUSHIMA SUNSET SODA。浅茅湾に沈む夕陽の色を模したというだけあってきれいな色ですね。
対馬の中央部、浅茅湾に浮かぶ島山で栽培されているブルーベリー。もちろんそのまま食べても美味しいのですが、これを使って商品開発を担ったのが、對馬次世代協議会(対馬コノソレ)と対馬市島おこし協働隊の若者たち。最近はご当地サイダーが全国で作られていますが、ブルーベリーのサイダーは珍しいのではないでしょうか?
海岸へ行って海をバックに写真を撮ってみると、ウイスキーのような琥珀色。瓶のラベルにも「※お酒ではありません」の文字があります。冷たく冷やして飲んでみると、甘さ控えめで炭酸が強めのすっきりした味わい。子供から大人まで美味しく飲めるのではないでしょうか?
大人なら、焼酎や洋酒と割って飲んでも良いかと思います。飲み終わった後はラベルの裏を見てください。ギョッ!としました。(内容は見てのお楽しみということで)
島内では、生産者直売所や土産物店で購入できますが、お値段の方は、対馬のブルーベリー果汁を島外の製造工場へ送り、出来上がった製品を再度対馬へ送ってもらう関係上、1本あたり365円とちょっと高め。通販だとまとめ買いになりますが、1本あたりの単価が若干安くなるようです。
対馬特派員 鍵本泰志
企画開発販売 對馬次世代協議会(対馬コノソレ) ホームページ