対馬名物 イカのカーテン

皆さんはイカのカーテンって聞かれたことありますか?九州本土と朝鮮半島の間にある対馬では、黒潮の支流と東シナ海の沿岸流が混ざり合った対馬暖流の影響で昔からイカが豊富に釣れていました。流通事情が良くなかった頃は生鮮での出荷はせずに、漁村でイカをスルメに加工し出荷していました。その際にイカを干している様子が、まるで白いカーテンのように見えたことからイカのカーテンと言われるようになりました。

 

対馬の海の玄関口、厳原港ではお正月用のスルメづくりが最盛期を迎えています。昔は各漁村でカーテンのようにヤグラに干されていたイカも近年は回転式イカ乾燥機で豪快に干されています。太陽の光と潮風をたっぷりとあびたスルメは九州を中心に関西方面にも出荷されています。

イカのカーテンは今の時期、厳原港ターミナル(フェリー発着場)の対岸にあるスルメ加工場で天気が良ければ毎日見られます。近づくとスルメの匂いがしていますよ。

(観光地ではないので見学の際は、お仕事の邪魔にならないようにお願いします)


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