クジラが見えた丘 漁火公園


 

私が幼い頃、祖母に聞いた話。

「うちが10歳の頃、沖をクジラが通りよるて聞いて野良(やら)まで駆けて行って見たのを覚えとる。親子のクジラで親はおおけなかったよー(大きかったよ)。」

明治40年生まれの祖母が10歳といえば大正15年、95年前の出来事です。

 

この漁火(いさりび)公園は祖母が駆けて行った高台にあり、見渡す限りのパノラマビューが楽しめます。

目の前は対馬海峡で、水平線の向こうに壱岐や九州本土があり、条件が良ければ壱岐の山並みが見えますよ。

ここには足湯もあり4月から11月の期間限定で9:30~20:00の間、無料で利用できます。泉質はアルカリ性単純温泉で、神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復などに効くので旅の疲れも取れますね。

 

対馬海上保安部のホームページにクジラの目撃情報がありました。「クジラ情報」 (1海里は1852m)

 

95年前に祖母が見た光景と同じようにいつの日か漁火公園が、クジラが見える丘として皆様に紹介できたらいいなと思います。

(公園の名前になっている漁火(いさりび)とは、イカ釣り漁船の灯りのことで、私が子供の頃は沖一面に黄色い漁火が輝いていましたが、最近はイカ釣り漁船の数が減り、灯りの色も白に変わりました。)

 

漁火公園:対馬市厳原町東里223(観光道路沿い、大亜ホテル横)

開園時間:通年 足湯は4月から11月の9:30~20:00

アクセス:厳原港のイデックス(ガソリンスタンド)横を上り観光道路を進む。大亜ホテル横。(厳原港より1.6km)


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