12月に当サイトで紹介したエギングですが、アオリイカ(対馬での呼称はミズイカ)は秋と春にシーズンを迎えます。
今回のながさき大漁旗は、産卵のため沿岸部に接近する親イカを狙う春のエギングを紹介します。
数あるアオリイカ(ミズイカ)釣りのポイントで、今回訪れたのは厳原町の曲(まがり)地区です。
ここは以前から良型のイカが釣れる場所として有名で、取材させていただいた方も5年前に4kgのアオリイカを釣り上げたそうです。(このサイズはイカの胴だけで40センチ以上あります)
しかし最近は沿岸の海藻が死滅する磯焼け現象やエギング人口の増加で大型のイカは釣れなくなっているとのことでした。
お話を伺っているといきなり「よし!来たー!」と言う掛け声と共に竿が大きくしなりました。
ワクワクしながらイカが引き上げられるのを待っていると・・・
湾曲していた竿が真っ直ぐになり「あっ!逃げられた!」の声が・・・
「・・・・・・・・・・・」
あと少しで取り込めたのに残念でした。
しかし、その後はイカのアタリ(エギに喰いつく魚信)が途絶えて全然釣れません。
エギの色をリアルカラーからアピール度が高いピンクや赤に変更してもさっぱりだめです。
午後2時に開始した取材も気がつけば午後6時に。実に4時間もの時が過ぎていました。
取材当日の干潮は午後6時半。これから夜にかけてイカの活性が良くなる時間帯ですが、夜間撮影の準備をしてなかった為、私はここで帰路に着きました。ちなみにこの曲地区では、もうすぐイカの産卵場として柴を海中に沈め、保護を行うので9月までアオリイカ釣りが禁止になる場所。最後に春のアオリイカが釣れるのを見たかったですが、残念でした。
場所:長崎県対馬市厳原町曲
アクセス:厳原港から車で7分から10分
禁漁期間:海中に柴を沈める4月~9月
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