ながさき大漁旗! 長崎スタッフ|ながさん|2011.11.23
松原しおさい公園で思わぬハプニング、のち1人初釣り
長崎の釣り情報をお届けするこのコーナー、早くも第3回めとなります。今回は大村市・松原へ。松原といえば長崎街道の宿場町で、釣りとともに歴史散策も楽しめそうなスポット。さっそくどんなところか訪ねてみました。
長崎街道は、江戸時代に小倉から長崎までを結んだ五十二里の街道。松原は長崎街道の二十五宿のひとつで、陸路・海路の交通の要衝として古くから栄えていたんですって。長崎に入ってきた情報をいち早く江戸へ伝えるための道。ロマンを感じますよね。
さきほどの街道から大村湾の方へ車を走らせること数分で、今回の釣り場である松原しおさい公園に到着。無料駐車場・トイレ・公園を完備しています。釣り場施設は入園無料だから、気兼ねなく何回でも来られそう。釣り竿は1人3本まで、赤土や麦を使用したまき餌は禁止など、案内看板に釣り場施設での注意事項が書かれているので入る前に一読あれ。
開場時間は11月~3月は午前10時~午後5時、4月~10月は午前7時~午後7時。ということは今月は前者の時間帯ですな。
この公園のシンボル的存在の水色の橋。遠くからも見えるので目印にもなります。釣り場施設へは、この橋をてくてく歩いて渡ります。わりと高い位置にあるので、高所恐怖症の方は思わぬところで度胸試し!?
私が行った時、実は風が強く釣りには不向きな天候でした。もちろん、入口の門は閉ざされたまま……。こんなに晴れているのに……。奥に見える横一直線の堤防が釣り場施設で、当然人っ子1人いませんでした。なんだかやるせない思いを胸に、管理人さんに話を伺ってみたところ、アジが釣れるとのことで、釣り場施設には水道もあるそう。
松原しおさい公園を後にして、せっかくなのでちょいと松原エリアを散策してみることに。すると大村湾にぽっかりと浮かぶ鹿の島を発見。昔は潮が引かないと陸続きにならなかったそうですが、今はいつでも徒歩で島へ渡れます。昔は料亭もあり賑わっていたとか。こじんまりとした可愛らしい印象の小島です。
余談ですが、後日1人釣りをしてみたんです。目指せ、釣女!と意気込んでみたものの、釣りは「人の釣り竿を借りて4、5回したことがある」程度。釣具屋さんに行ったところ、私のような初心者のために、最低限これだけ揃えておけば大丈夫だろうと思われる釣具一式がセットになって販売されていました。アジが釣れる釣具一式で1380円(アミのエサは別途300円)でしたよ。
右も左もわからず釣り糸を垂らしたはいいけど、釣り糸を引き上げることができずに、1人モタモタしていたら「リールの真ん中のネジを締めて」と神の声が。数メートル離れて、同じく釣りを楽しんでいたおやっさんが、心配して教えてくれました。
2時間ほどがんばってみましたが1匹も釣れませんでした。ですが、海の匂いや波の音、おやっさん……いや釣り人とのふれあいと、もしかして釣りにハマる方々は、そういったことも含めて好きと言っているんでしょうね。自然や人とのふれあいが少ない現代人にこそ、釣りっていいかも! 私にとってそんな「気づき」となった初1人釣りでした。
松原しおさい公園
場所:大村市松原本町170-7
時間:11月~3月は午前10時~午後5時、4月~10月は午前7時~午後7時
※悪天候の場合は閉園する場合あり
入園料:無料