ながさき大漁旗! 長崎スタッフしましま|2015.2.6

飯盛の港で仙人に会う

今回の釣りスポットは、諫早市飯盛町にある田結(たゆい)港。すぐ近くに結の浜海水浴場があるといえば、ここがどの辺りかピンとくる方も多いはず。果たして、どんな魚が釣れるのか。釣り人に、いろいろと聞いてみましたよ。

穏やかな田結港。私が訪れたのは、冬の週末の朝9時すぎでした。堤防には、すでに5、6人ほどの人影がちらほら。この写真にはまだ写ってませんが。

唐比温泉口の県営バスから海側へ車を走らせること数秒で、この「塩浜」の案内看板にたどり着きました。地名からして浜はこっちだ、きっと!

港に到着早々、海の男に出会いました。なんでも手にしている疑似餌を使って、これから鯛を狙うそう。本日、おろしたての疑似餌とのことで、形がタコみたいですね。「すぐそこの島のある沖まで行って釣るけん」とのこと。

疑似餌を見せてくれたおじさんが言っていた、すぐそこの島とは、この2つの島です。堤防をよじ登るとすぐ目の前にぽっかりと現れます。左が上ノ島、右が下ノ島と呼ばれています。ちょいと写真が見切れてしまいましたが……。



2つの島を見ながらウォーキングを楽しむ人の姿もありました。浜は、人それぞれの楽しみ方があるなぁ。





見事な竿さばきのオヤッサン発見。佇まいがまるで俗世を超えた仙人のよう……勝手に思いましたが。釣り歴を聞いてみたら「知らん。小さい頃からやってるから」といわれました。だからか~、動きに無駄がない。




「藻にひっかからないように岩と岩の間に釣り糸を垂らすとさ」とコツを教えていただきました。

が、藻どころか岩陰も見えん……。だけど、師匠には見えているようで、上手い具合に竿を動かしていました。私なら、即、地球を釣る……。





このエサを釣り針に刺して釣るシンプルなスタイル。「あまり撒き餌は好きじゃない。釣れるだろうけど、海が汚れてしまうから」。オヤッサンはナチュラリストでもありますな。



釣れた! 私が「アラカブですか?」と聞くと「似ているけど、”アコ”っていう魚だよ」と教えてくれました。釣り始めて1時間弱で、2匹め。煮つけにすると旨いそうです。
師匠スゲーと思っていたら、堤防の反対側にいた釣り人がやってきました。ん? 女性です。お話を聞くと、釣りは去年、始めたばかりだそうで。でも、大げさすぎない軽装備が、こなれた感じでした。



さきほどの女性と一緒に来ていた男性2人組。手前の方にもちょいとインタビュー。今日はスズキ狙いとか。「でもまだ釣ったことがナイですけど(笑)」とのこと。でもDVDを観て予習したらしい。イメージトレーニングは大事っていうし! あとは釣るのみ! イメトレと現実が合致することを願いつつ、田結港を去ったのでした。

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